ワンルームマンション投資は「悪」だと断定する動画や記事が氾濫している。しかし、実際に新築ワンルームを購入し、3年間オーナーとして運用を続けている投資家の生の声を、単なる情報ノイズと切り捨てるのは早計だ。2021年にプレサンスコーポレーションの新築ワンルーム(大阪環状線沿い)を購入した投稿者が、noteに自身の体験を赤裸々に綴っている。FXで大きな損失を出した後、電話営業をきっかけに「下調べを完全に怠って」勢いで契約してしまったという経緯から、3年後の収支、営業とのトラブル、SNSの情報への疑問まで、賛否両論を内包したバランスの取れた告白となっている。この記事では、その体験談の核心を要約しつつ、投資判断の参考になる視点を整理する(出典: note「ワンルームマンション投資3年経過の実態レポート」)。
営業の"急かすトーク"と「言った言わない」問題
投稿者は契約のきっかけを「下調べを完全に怠って勢いで即決した」と振り返っている。営業はファミレスでドリンクバーのみを付けて長時間の説明を行い、「この物件、今買わないとすぐ買い手がついてしまう」と急かすトークをかけたという。都合の悪い情報は省かれ、説明不足だった点も指摘している。
問題となったのは「言った言わない」トラブルだ。営業が「ポテトチップス買うのと同じですよ」と軽く言ったと投稿者は主張するが、営業本人は「そんなこと言ってません」と否定した。この営業を投稿者は「ポテトチップくん」と呼び、やや皮肉を込めてエピソード化している。営業トークは録音しておくべきだというのは、被害者意識ではなく、不動産取引の現実としての提言だ。
3年後の数字と「アフターサポート」の実態
2024年9月時点で3年が経過した投稿者の物件は、ローン返済がプラマイゼロだが、確定申告による税金の還付を考慮すると「投資としては成功しているのではないか」と評価している。初年度に退去者が発生し、2ヶ月分の家賃(約13万円)を自腹で負担した事態はあった。ただ、その後はプレサンスがすぐに次の入居者を探してくれたとのことだ。
一方でアフターサポートには不満も残る。営業からは「売ったらほぼ終わりです」という定型句がかけられ、問い合わせに対しては「それ契約のときに言いましたよね」「私は200人もお客さんを抱えている」といった対応があったという。一方でLINEでの返信は早いという長所も認めており、単純化できないのが実情だ。
投稿者はプレサンスのビジネスモデルを「とにかく建てまくる」「とにかく売りまくる」のサイクルと分析し、契約成立で給与が増える歩合制が根底にある点を指摘している。この歩合制ビジネスモデルには限界があるのではないかという予測は、購入者側の冷静な視点として重要だ。
「ワンルーム投資は悪か?」投稿者が辿り着いた結論
投稿者はYouTubeでワンルーム投資を「悪」「儲からない」と断定する動画の多くに強い違和感を抱いている。それらは再生数を稼ぐための「プロレス」、つまり対立を煽るショーに過ぎないと断定している。特に「不動産Gメン」という企画については、「ワンルームを悪というシナリオを作ったら再生数が伸びて引くに引けなくなったのではないか」と指摘し、公式に謝罪してほしいとまで述べている。
不安になった投稿者は、こうのすけ(みんなのワンルーム投資)にセカンドオピニオンを依頼した。得られた回答は「東京圏よりは劣るが、まあ悪くもない」だった。他の相談先からも「いい物件ですね」という評価を受けており、プレサンスがダメという意見ではなかったと記している。
最終的な心境は「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉で前置きされつつ、NISAよりも利回りが良く、成長要素が高い投資手法と評価している。プレサンスは「可もなく不可もなく」で、税金対策や死亡保険代わりとして機能している。「あんまり悩むのをやめたほうが精神衛生上いいのかと思った」と締めくくっている。
- 急かすトーク・「言った言わない」トラブル・売却後の素っ気ない定型句など、不誠実さが指摘されている
- 不満の対象はあくまで営業担当者とのコミュニケーション
- ローン返済と税還付を合わせ黒字圏内、セカンドオピニオンでも「悪くもない」との評価
- NISAより利回りが良く成長要素が高いと投稿者自身が結論づけている
判断に迷ったら、まず数字で確かめる
営業の「今買わないとなくなる」という急かしに乗せられるのも、YouTubeの「全てが悪だ」という極端な主張に恐怖を覚えるのも、どちらも投資判断としては危うい。重要なのは、自分の物件や検討中の物件の実質利回りや周辺相場を、感情ではなく数字で確かめることだ。
売らない第三者の目で収支シミュレーションや相場比較を行うことで、営業トークと投資対象の本質を切り離して評価できる。みんなのワンルーム投資では、そうした客観的な視点からの無料相談や割高診断を行っている。一度、自分の数字を冷静に見直すところから始めてみる価値がある。
まとめ
- プレサンスの新築ワンルームを3年運用した投稿者の実体験は、営業の問題と投資そのものの収益性を切り分ける好例だ
- ローン返済と税還付を合わせると黒字圏内にあり、初年度の家賃負担リスクは実際に発生したが長期では吸収可能だった
- YouTubeの極端な「悪」レッテルはプロレスであり、実際の物件価値は第三者に数字を確認するのが最も確実だ
- 物件を売る立場ではない第三者に実際の数字を確かめてもらうことが、不安と投機のどちらにも振られない判断につながる
※本記事は、note投稿者ご本人の体験談(公開記事)を要約・引用して紹介したものであり、特定物件の購入・売却を勧誘するものではありません。文中の数字・エピソードは出典記事に基づく一般的な情報であり、個別の投資判断はご自身の責任でお願いします。
