「アセットプランからワンルームマンション投資を勧められているけれど、実際どうなんだろう」。東京都渋谷区恵比寿を拠点に、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の中古ワンルームマンション投資を中心に扱う株式会社アセットプランについて、こうした相談が増えています。2011年設立で、給与所得者向けの資産設計提案からセミナー運営、物件紹介、賃貸管理までを手がける会社です。

ここで一つ大事なことをお伝えします。不動産投資は「会社の評判」だけでなく、「その物件の数字が今どうなっているか」で判断すべきです。 この記事では公開情報と第三者の口コミ・評価傾向をもとに、次の点を整理します。

  • 株式会社アセットプランとはどんな会社か(会社概要・販売立場)
  • 扱っている物件はどんな特徴か
  • 実際の口コミ・評判の中身(良い声・悪い声の両方)
  • 宅建士が整理する「強み」と「懸念点」

会社概要:株式会社アセットプランはどんな会社か

株式会社アセットプランの会社概要
株式会社アセットプランの会社概要

株式会社アセットプランは2011年4月設立、代表者はCEOの赤坂啓太氏です。給与所得者を主な顧客層に、資産設計の提案から住宅・投資用不動産の購入相談、賃貸管理、損害保険代理店業務までを手がけています。なお、資本金は公式サイト上で確認できませんでした。

項目内容
商号株式会社アセットプラン
所在地〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-17 トウマン本社ビル4階
設立2011年4月1日
代表者CEO 赤坂啓太
免許番号東京都知事(1)第113736号
事業内容資産設計提案、セミナー開催・サイト運営、個人向け資産運用相談、住宅購入・投資用不動産購入相談、損害保険代理店業務、不動産管理

販売立場(重要):公式サイトや第三者の情報を確認した範囲では、自社ブランドによる新築マンション開発(分譲)は確認できず、中古ワンルームマンション・戸建の仲介・紹介が事業の中心とみられます。一方で「仕入れから販売、管理まで一貫対応」と紹介する第三者情報もあり、案件によっては同社が売主となるケース(買取再販)も否定できません。契約前に重要事項説明書で「売主は誰か」を必ず確認することをおすすめします。

扱う物件の特徴:中古ワンルームに特化

アセットプランが扱う物件の特徴
アセットプランが扱う物件の特徴

株式会社アセットプランは、自社開発の新築ブランドを持たず、中古ワンルームマンションへの投資に特化した提案を行っている会社です。

  • 展開エリア:東京都心部・横浜など一都三県が中心。
  • 物件の価格帯:築20年前後、700万~1,500万円台の中古ワンルームが中心とされています。
  • 入居率:97.2%という数字を対外的に案内しているとの情報があります。
  • 融資基準:年収500万円以上であれば融資可能なケースがあるとの案内をしているとされます。

新耐震基準施行後の物件を選定基準に含めているとの情報もありますが、供給実績の総数など客観的な数値は公開情報が限られており、この記事では確認できた範囲の情報にとどめています。

実際の口コミ:良い声と悪い声の両方

アセットプランの良い口コミと悪い口コミの対比
アセットプランの良い口コミと悪い口コミの対比

この会社については、大手口コミサイトへの掲載件数自体が少なく、口コミの母数が乏しい点をまず押さえておく必要があります。以下は確認できた不動産投資ブログ上の声の要約です(全文転載ではなく要約)。

良い評価の声

デメリットやリスクについても隠さず説明してもらえたという声がある。
セミナーの説明が分かりやすかったという声がある。

低い評価・注意喚起の声

賃料設定を抑えた物件の特性上、毎月の収入が低くなる可能性があるという指摘がある。
サブリース契約について、家賃の一方的な減額や解約の難しさへの注意喚起がある。

第三者サイトの評価

第三者サイトで見られる評価傾向
第三者サイトで見られる評価傾向

複数の不動産投資ブログでアセットプランが取り上げられていますが、大手口コミ評価サイトでの直接的なレビュー掲載は確認できず、購入者目線の口コミの母数自体が少ない状況です。ブログ著者からは「不動産会社と投資家の利害は必ずしも一致しない」という一般的な注意喚起や、物件の適正価格確認が必須との指摘が共通して見られます。

行政処分・訴訟等については、東京都・関東財務局の公表情報を確認した範囲では、株式会社アセットプラン(渋谷区、2011年設立)に対する行政処分は確認できませんでした。なお、社名が類似する別法人「株式会社アセットプランニング」に関する行政処分の公表事例がありますが、これは所在地・事業内容とも異なる別会社であり、本記事で扱う株式会社アセットプランとは関係がありません。

宅建士が整理する強み:中古特化と丁寧な説明姿勢

アセットプランの強み 中古特化と丁寧な説明姿勢
アセットプランの強み 中古特化と丁寧な説明姿勢

株式会社アセットプランの強みは、中古ワンルームマンションに特化した提案にあります。新築に比べて価格が抑えられた中古物件を中心に扱うことで、初期投資額を抑えた投資を検討しやすい点は評価できます。

また、口コミではデメリットやリスクを含めて説明する姿勢や、セミナーの分かりやすさを評価する声もあり、投資初心者にとっての情報収集の入り口として一定の利点があります。強引な勧誘は行わない方針を標榜している点も、検討の材料になります。

懸念点①:購入者向け口コミの少なさ

購入者向け口コミの少なさへの懸念
購入者向け口コミの少なさへの懸念

複数の情報源を確認しましたが、大手口コミサイトでの購入者・オーナー向けレビューがほとんど見当たりません。口コミが少ないこと自体が即座に問題というわけではありませんが、判断材料が乏しいという事実そのものがリスクです。公式サイトの実績情報や、可能であれば実際のオーナーへの直接確認など、追加の情報収集を検討することをおすすめします。

懸念点②:売主の立場とサブリース条件の見極め

売主の立場とサブリース条件の見極めへの懸念
売主の立場とサブリース条件の見極めへの懸念

公式サイト上で「分譲主」であることの明記がない一方、「仕入れから販売まで一貫対応」との第三者情報もあるため、物件によって売主が同社になるかどうかが変わる可能性があります。また、サブリース契約を利用する場合は、家賃の見直し条件や解約の難しさについて注意喚起する声が複数あります。重要事項説明書とサブリース契約書の条件を、契約前に必ず自分の目で確認することが欠かせません。

数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

表面利回りと実質利回りの差を示す収支イメージ
表面利回りと実質利回りの差を示す収支イメージ

提案時に示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかを決めるのは実質利回りとローン収支。賃料設定を抑えた物件は入居率が高くなりやすい一方、月々の手取り収入が想定より少なくなる可能性がある点にも注意が必要です。

項目表面ベース実質ベース
家賃収入満額で計算空室・サブリース条件を考慮
経費含まない管理費・修繕積立金・管理手数料
ローン含まない元利返済を差し引く
結論高く見える手残りで判断

10年後の出口:売却シナリオで判断する

10年後の売却シナリオ別の出口イメージ
10年後の売却シナリオ別の出口イメージ

投資用マンションで見落とされやすいのが出口(売却)と担保評価です。同社が扱う物件は築20年前後の中古が中心とされており、購入時点ですでに築年数が経過している分、10年後の資産価値の下落幅や、ローン残債と売却可能額の差を事前に把握しておくことが重要になります。東京都心部・横浜など賃貸需要の強いエリアの物件は、価格が下げ止まりやすく買い手も付きやすい傾向があります。

だからこそ、保有前・保有中から「今いくらで売れそうか」「ローン残債と売却可能額の差はどれくらいか」を把握しておくことが、判断の決め手になります。

向いている人・向いていない人

アセットプランの投資が向いている人・向いていない人
アセットプランの投資が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 新築より初期費用を抑えた中古ワンルームを探している
  • 一都三県(東京・横浜近郊など)の物件を検討している
  • デメリットも含めた丁寧な説明を重視する
  • 重要事項説明書やサブリース契約書を自分で確認できる

向いていない人

  • 購入者の口コミが少ない点をリスクと捉えない
  • 売主が誰かを確認せず契約を進めたい
  • サブリース契約の解約条件を確認せず契約を急ぐ
  • 出口(売却・担保評価)を軽視して利回りの数字だけで判断する

まとめ:判断軸は「立場の確認」と「出口」

アセットプランを検討する人への最終結論
アセットプランを検討する人への最終結論

株式会社アセットプランは、中古ワンルームマンションに特化し、丁寧な説明姿勢を評価する声がある会社です。一方で、購入者向けの口コミの少なさや、案件ごとの売主の立場、サブリース契約の条件については、購入者自身が確認すべき論点が残ります。

判断軸は常に同じです。今その物件の数字がどうなっているか、出口でいくらつくか。アセットプランであれ何であれ、物件ごとに売主・実質利回り・売却相場を確認することが先決です。

アセットプランの物件を勧められたら、まず「この物件の売主は誰か」「サブリース契約は解約できるか」を担当者に聞いてみてください。 自分の物件の状態を冷静に評価したいなら、まずは無料の割高診断で、相場に対して割高でないかを確認してみてください。

※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。