「フェルクルール、実際どうなんですか?」。COLORS(カラーズ)の営業やセミナーを受けた人から、この質問を月に何度も受けます。「女性でも安心」「駅徒歩10分圏内」「入居率99%」という強い訴求で、多くの会社員投資家に営業されているブランドです。

口コミを見ると「誠実な対応だった」という声がある一方、「営業がしつこい」「価格が割高では」という懸念も出てきます。本当に判断すべきは営業マンの印象ではありません。 見るべきは「物件の構造として、10年後・20年後に手元にお金が残るか」。この一点です。この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を中立的に整理します。

  • 株式会社COLORSとはどんな会社か(会社概要・販売の立場)
  • フェルクルールシリーズの特徴と実績
  • 実際のオーナー口コミ(良い声・悪い声の両方)
  • AIが整理する「強み」と「懸念点」

会社概要:COLORSはどんな会社か

株式会社COLORSの会社概要(設立・資本金・グループ体制)
株式会社COLORSの会社概要(設立・資本金・グループ体制)

株式会社COLORSは2009年設立。東京・神奈川・福岡に拠点を持ち、土地の仕入れから開発・販売・賃貸管理まで自社でワンストップに手がけています。グループ全体の売上高は100億円超(2017年9月期)とされています。

項目内容
商号株式会社COLORS
所在地東京都千代田区鍛冶町2-6-2 上野ビルディング8階
設立2009年6月26日
代表者青木 誠
資本金1億円
事業内容投資用不動産の企画・開発・販売、賃貸管理
免許番号国土交通大臣(2)第8943号
上場情報非上場(COLORSホールディングスの完全子会社)
販売の立場自社ブランドの分譲主(売主)。仕入れ〜開発〜販売〜管理を自社グループで一貫

親会社COLORSホールディングスのもと、投資用不動産(COLORS)・中古仲介(COLORSリアルエステート)・賃貸管理(スピークアウト)・建設(石原建設)が連携するグループ体制です。物件を建てるのはグループ子会社の石原建設、日常管理はスピークアウト。売主・施工・管理が同じグループのため窓口は一本化されやすい一方、比較検討が自社物件に偏りやすい構造でもある点は先に頭に入れておきましょう。

フェルクルールシリーズ:物件の特徴

フェルクルールシリーズの特徴(駅近・セキュリティ)
フェルクルールシリーズの特徴(駅近・セキュリティ)

COLORSの中核ブランドが「フェルクルール(Fercouleur)」と「フェルクルールプレスト」シリーズです。

  • 立地駅徒歩10分圏内にこだわり、希少性の高い区画を選定
  • 建物:安全性・快適性・耐震性を重視した品質
  • セキュリティ:警備会社と連携(女性入居者も想定した設計)
  • プレスト:デザイン性・設備グレードをより高めた仕様

主な供給エリアは東京23区東部(墨田区・葛飾区など)と神奈川(川崎・横浜)。比較的リーズナブルな地価帯のエリアで供給する傾向があります。フェルクルール東京スカイテラス(京成曳舟駅徒歩3分)、フェルクルールプレスト横浜弘明寺(弘明寺駅徒歩5分)などの実績があります。

実際の口コミ:良い声と悪い声の両方

COLORSの良い口コミと悪い口コミの対比
COLORSの良い口コミと悪い口コミの対比

評価が割れるブランドだからこそ、両方の声をフラットに見ることが大切です。以下は要旨の要約です。

★5 良い評価の声

担当者が物腰柔らかく、知識のない自分にもわかりやすく説明してくれた。
持参された資料と自分のシミュレーションがほぼ一致していて信用できた。
若手の担当でも「上司に確認します」とうやむやにせず、逆に信用につながった。

★1〜2 低い評価の声

電話営業がしつこかった。断ってもなかなか引かない印象だった。
セミナーが少人数制で、その場で断りにくい雰囲気だった。
設備は良いが、物件価格が周辺相場よりやや高めに感じた。

なお、COLORSは過去の電話営業から現在は反響営業(問い合わせた顧客への対応中心)に転換しているとの情報があります。

第三者サイトの評価:稼働は高評価、価格に注意

第三者サイトの評価(入居率と価格の注意点)
第三者サイトの評価(入居率と価格の注意点)

不動産投資メディア各社の評価を総合すると、ポジティブ面では土地仕入れ〜管理まで自社完結のワンストップ体制、駅徒歩10分以内へのこだわり、取引金融機関が20行以上あること、入居率99.0%(2018年3月末実績)という高い稼働実績が挙げられています。

一方の懸念面では、「自社ブランド重視のため物件価格がやや割高になりやすい」「過去に積極的な電話営業で苦情があった(現在は改善傾向)」「少人数セミナーが断りにくい雰囲気になりやすい」「サブリース契約の提案には注意」という指摘が共通して見られます。

AIが整理する強み:自社完結のワンストップ体制

COLORSの強み 自社完結のワンストップ体制
COLORSの強み 自社完結のワンストップ体制

最大の強みは「自社完結型のビジネスモデル」です。土地仕入れから開発・販売・賃貸管理までを自社グループで担うため、購入後のサポート窓口が一本化されています。

入居率99.0%という数値は、駅近立地と入居者ニーズを踏まえた物件設計の結果といえます。取引金融機関が20行以上あることは、年収500万円台の会社員でも融資付けしやすいことを意味しており、投資へのアクセスの良さは強みです。営業担当については「誠実」「物腰が柔らかい」という評価が複数見られ、担当者の質は安定している印象です。

懸念点①:物件価格の割高感

新築プレミアムにより購入直後に含み損が生じる構造
新築プレミアムにより購入直後に含み損が生じる構造

最も注意すべきは物件価格の割高感です。設備・立地にこだわることは入居付けに有利ですが、その分購入価格は高くなります。自社ブランドの新築ワンルームには「新築プレミアム」やブランド価値が上乗せされ、入居が決まって一度「中古」になった瞬間に、その上乗せ分が抜け落ちます。

つまり、買った瞬間から含み損を抱えてスタートするのが新築ワンルームの構造です。実質利回り(管理費・修繕費・空室損失を織り込んだ実態)が十分取れているかを必ず自分で確認してください。当サイトの割高診断で、提示価格が相場に対して割高でないかを購入前に確認することをおすすめします。

懸念点②:サブリースと少人数セミナー

サブリースの保証賃料が見直されるイメージ
サブリースの保証賃料が見直されるイメージ

サブリース契約の提案には注意が必要です。「空室でも家賃が入る」という安心感と引き換えに、保証賃料は更新時に引き下げられる可能性があり、売却時の評価にも影響します。サブリースの有無で出口シミュレーションを必ず比較しましょう。

また、少人数制セミナーはその場の雰囲気に流されやすい構造です。どれだけ誠実な営業でも、自分の判断軸がなければ適正価格かどうかを見抜くことはできません。持ち帰って冷静に検討することが大切です。

数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

表面利回りと実質利回りの差を示す収支イメージ
表面利回りと実質利回りの差を示す収支イメージ

物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・サブリース手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかを決めるのは実質利回りとローン収支。新築ワンルームをフルローンで購入すると、毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースも少なくありません。

項目表面ベース実質ベース
家賃収入満額で計算空室・滞納を考慮
経費含まない管理費・修繕積立金・手数料
ローン含まない元利返済を差し引く
結論高く見える手残りで判断

10年後の出口:売却シナリオで判断する

10年後の売却シナリオ別の出口イメージ
10年後の売却シナリオ別の出口イメージ

新築ワンルームで見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、立地が良く価格下落が緩やかなら、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になります。

フェルクルールの駅近立地は出口の流動性という点でプラスに働きやすい要素です。だからこそ、入居率の高さだけで判断せず、購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。

向いている人・向いていない人

フェルクルール投資が向いている人・向いていない人の整理
フェルクルール投資が向いている人・向いていない人の整理

向いている人

  • 東京・神奈川の駅近新築ワンルームを探している
  • 管理のワンストップ体制に価値を感じる
  • 融資付けをしっかりサポートしてほしい
  • 長期保有を前提に資産形成を考えている

向いていない人

  • 実質利回り重視で割安物件を追う
  • サブリースを前提とした提案に乗ってしまいやすい
  • セカンドオピニオンなしに決断しがち
  • 価格の妥当性を確認せず入居率だけで判断しようとしている

購入前セルフ診断チェックリスト

フェルクルールを検討する前に確認すべきセルフ診断チェックリスト
フェルクルールを検討する前に確認すべきセルフ診断チェックリスト

提案を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。

  • 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか
  • 提示価格が周辺相場と比べて妥当か、第三者に確認したか
  • サブリース保証賃料の見直し条件を書面で確認したか
  • セミナーや面談で決めず、持ち帰って冷静に判断したか

チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。

まとめ:判断軸は常に「収支」と「出口」

COLORS(カラーズ)を検討する人への最終結論3カ条
COLORS(カラーズ)を検討する人への最終結論3カ条

COLORS(カラーズ)は、自社ブランドの品質と入居稼働率に一定の投資をしている会社です。「物件の質×ワンストップ管理」という点では業界内でも一定の評価があります。ただし、ブランドや入居率の高さは購入判断の根拠にはなりません

本当に判断すべきは「物件価格が適正か」「実質利回りが成立するか」「10年後に売れる物件か」の3点です。入居率が高くても、購入価格が高すぎれば投資としての収益性は成立しません。

フェルクルールを勧められたら、まず「10年後にいくらで売れるか」を担当者に聞いてみてください。明確な根拠を示せないなら、それが最初の「赤信号」です。 感覚で動かず、数字で動く。それが不動産投資家としての正しい姿勢です。 まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。

※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、中立的な情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。