「フェリナスを紹介されたけど、実際どうなんですか?」。東京都杉並区に拠点を置くこの会社について、こうした相談を受けることがあります。公式サイトは長年更新が止まっているように見える一方、Yahoo!不動産やLIFULL HOME'Sといった大手ポータルには今も掲載物件や成約事例があり、「本当に営業しているのか」という疑問を持つ人も少なくありません。

【2026-10-30 更新】 公式サイト・Yahoo!不動産・不動産投資のミカタ・asset-academy.coの一次情報を再確認し、出典の確認日を更新しました。商号・所在地・宅建業免許番号・口コミ件数(4件)・総合評価(4.0/5.0)に変化はなく、社名変更・合併・グループ化・廃業・免許失効も確認時点で見当たりませんでした。あわせて、口コミの要約表記を当サイトの表記ルールに合わせて更新しています。

結論から言うと、フェリナスは中古区分マンションの仲介を専門とする会社で、ポータル経由で現役稼働していることが確認できます。この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を整理します。

  • 株式会社フェリナスとはどんな会社か(会社概要・稼働状況)
  • 取扱いエリアと事業の特徴(仲介専門という立場)
  • 実際の口コミ(良い声・懸念の声の両方)
  • 第三者サイトによる評価の傾向
  • 宅建士が整理する強みと注意点
  • どんな人が検討でき、どんな人は慎重になるべきか

会社概要:フェリナスはどんな会社か

フェリナスの会社概要(所在地・免許・加盟団体)
フェリナスの会社概要(所在地・免許・加盟団体)

株式会社フェリナスは、東京都杉並区和田3-59-11 シーボニア東高円寺ビル2階に本社を置く不動産会社です(東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩3分)。宅地建物取引業免許は東京都知事(4)第92152号で、古物商(東京都公安委員会 第304411008859号)も取得しています。全国宅地建物取引業保証協会、東京都宅地建物取引業協会、東日本不動産流通機構、東京都不動産協同組合に加盟しており、業界団体への加盟状況からは一般的な仲介会社としての体制が確認できます。設立年・資本金については公式サイトに記載がなく、本記事でも不明として扱います。読者自身も国土交通省の「宅地建物取引業者検索」で免許番号から実在・行政処分歴の有無を無料で確認できます。本記事執筆時点のWeb検索では、同社に関する行政処分の公表情報や訴訟情報は確認できませんでした。

項目内容
商号株式会社フェリナス
所在地東京都杉並区和田3-59-11 シーボニア東高円寺ビル2階
最寄駅東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」徒歩3分
TEL03-6454-6144
宅建免許東京都知事(4)第92152号
古物商東京都公安委員会 第304411008859号
加盟団体全国宅地建物取引業保証協会、東京都宅地建物取引業協会、東日本不動産流通機構、東京都不動産協同組合
設立・資本金公式サイトに記載なし(不明)
事業内容不動産売買・賃貸・管理・コンサルティング、インテリアデザイン企画、内装・リフォーム
営業時間10:00〜20:00、年中無休(年末年始・GW・お盆を除く)

免許番号の表記ゆれについて:公式サイトの会社概要ページでは宅建業免許が「東京都知事(1)」のまま表示されていますが、Yahoo!不動産など外部ポータルでは更新後の「東京都知事(4)」が表示されています。免許番号の括弧内の数字は5年ごとの更新回数を示すため、公式サイト自体が長期間更新されておらず情報が古いだけで、実際には複数回の更新を経ていると考えられます。本記事では(4)を採用していますが、気になる場合は読者自身が上記の国交省検索システムで最新の登録状況を確認することをおすすめします。

稼働状況について:公式サイト(http://www.felinus.jp/)は閲覧できるものの、約11年にわたり更新が止まっています。一方でYahoo!不動産・LIFULL HOME'Sには現在も掲載物件や成約事例があり、ポータル経由で営業を継続していることが確認できます。公式サイトの更新停止だけをもって廃業と判断するのは早計で、DNS失効や廃業を示す他のシグナルも確認されていません。

取扱いエリアと事業の特徴:中古区分マンションの仲介専門

取扱いエリアと事業の特徴(仲介専門)
取扱いエリアと事業の特徴(仲介専門)

フェリナスの事業内容は、不動産の売買・賃貸・管理・コンサルティングに加え、インテリアデザイン企画や内装・リフォーム業務にも及びます。取扱いエリアは杉並区・中野区・新宿区を中心に、首都圏(東京・神奈川・埼玉)の区分マンションです。

重要なポイントとして、フェリナスは中古区分マンションの仲介を専門としており、自社が売主になる買取再販は行っていません。買取再販会社では「自社の取得コスト+利益」が価格に乗る構造になりますが、仲介専門の会社では売主は常に第三者であり、フェリナスは媒介の立場で取引を仲介します。この立場の違いは、価格交渉の余地や情報開示のあり方に影響するため、物件を検討する際は重要事項説明で売主が誰かを必ず確認しておくことをおすすめします。

実際の口コミ:良い声と懸念の声の両方

フェリナスの良い口コミと懸念の声の対比
フェリナスの良い口コミと懸念の声の対比

不動産投資のミカタには、フェリナスに関する口コミが4件寄せられており、総合評価は4.0/5.0です。良い声と懸念の声を両方フラットに見ることが大切です。

良い評価の傾向
  • 顧客が何を求めているか対話を通じて理解しようとする営業姿勢
  • 長期的な関係を重視する姿勢への評価
  • 相場より割安な物件提案で実利回りが相場より高水準との評価
懸念の声の傾向
  • 仲介専門のため金融機関との連携が限定的
  • ローン条件は自分でも比較検討する必要がある
  • 管理物件数が少なくリフォーム業者の割引条件がタイミング次第

良い評価の声

(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)

  • 顧客が何を求めているかを対話を通じて理解しようとする姿勢があり、長期的な関係を重視してくれるという趣旨の声
  • 相場より割安な物件を提案してもらい、実利回りで相場より高い水準を実現できたとの評価

懸念の声

(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)

  • 仲介専門のため金融機関との連携が限定的で、ローン条件については自分で比較検討する必要があるという指摘
  • 管理物件数が少なく、リフォーム業者の割引条件がタイミングに左右されるという声

第三者サイトによる評価の傾向

第三者サイトによる評価の傾向(mikata.top/asset-academy.co)
第三者サイトによる評価の傾向(mikata.top/asset-academy.co)

複数の第三者サイトを見ても、評価の論調は概ね一致しています。不動産投資比較サイトのasset-academy.coでも、好評としては「対話を重視した営業、きめ細かいアドバイス」が挙げられる一方、懸念点としては「企業規模が小さいため金融機関・リフォーム会社との連携が限定的で、ローン金利やリフォーム費用が相対的に割高になる可能性がある」という趣旨の指摘がされています。

異なる第三者サイトで同じ傾向の評価が重なっていることから、「対話重視の営業姿勢」と「企業規模に起因する金融・リフォーム面の制約」という2つの特徴は、一時的な口コミではなく、同社の事業規模に根差した傾向だと捉えるのが妥当です。

宅建士が整理する強み:対話重視の営業と割安提案

フェリナスの強み(対話重視の営業プロセス)
フェリナスの強み(対話重視の営業プロセス)
強み:顧客ニーズへの理解と割安物件の提案力

顧客が何を求めているかを対話を通じて把握しようとする姿勢は、短期的な成約よりも長期的な関係を重視する営業スタイルの表れと考えられます。相場より割安な物件を提案し、実利回りで相場より高い水準を実現したという評価は、仲介専門ならではの物件選定眼を示している可能性があります。

フェリナスの特徴は、売買仲介に加えてインテリアデザイン企画や内装・リフォーム業務まで手がける点です。中古区分マンションを購入した後の原状回復やリフォームまで相談できる窓口があることは、特に杉並区・中野区・新宿区エリアで物件を探すオーナーにとって利点になり得ます。仲介専門であることは、買取再販のように自社の利益を価格に上乗せする必要がない分、価格形成の立場が明確であるという見方もできます。

懸念点①:仲介専門ゆえの金融機関連携の限定性

懸念点①:金融機関との連携が限定的
懸念点①:金融機関との連携が限定的
金融機関との連携は自社で完結しない

フェリナスは仲介専門であり、自社で物件を保有・再販する買取再販会社のような規模のメリットを金融機関との交渉で活かしにくい面があります。口コミでも、ローン条件については自分で比較検討する必要があるという趣旨の指摘が見られます。

大手の買取再販会社や新築デベロッパーは、取引量の多さを背景に提携金融機関から有利な融資条件を引き出せる場合があります。一方、仲介専門で企業規模が比較的小さいフェリナスでは、提示されるローン条件が必ずしも市場で最も有利な水準とは限りません。購入を検討する際は、フェリナスの提案だけで決めず、複数の金融機関やローン商品を自分でも比較検討することをおすすめします。

懸念点②:管理物件数の少なさとリフォーム条件

懸念点②:管理物件数とリフォーム優待条件
懸念点②:管理物件数とリフォーム優待条件
リフォーム業者の優待条件はタイミング依存

管理物件数が相対的に少ないため、提携リフォーム業者からの割引条件が常に受けられるとは限らず、タイミングによって変わり得るという指摘が口コミに見られます。

フェリナスはインテリアデザイン企画や内装・リフォーム業務も手がけていますが、管理戸数の規模は大手の管理会社ほど大きくないと見られます。そのため、リフォーム費用の優待条件がいつでも一定水準で受けられるとは限らない点は、購入後のリフォーム・原状回復コストを見積もる際にあらかじめ想定しておくべきポイントです。見積もりは複数社から取り、フェリナス経由の提案と比較することをおすすめします。

数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

表面利回りと実質利回りの差
表面利回りと実質利回りの差

物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・仲介手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかどうかを決めるのは実質利回りとローン収支。中古区分マンションをフルローンで購入すると、築年数や管理状態、そしてローン条件によっては毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースもあります。

項目表面ベース実質ベース
家賃収入満額で計算空室・滞納を考慮
経費含まない管理費・修繕積立金・仲介手数料
ローン含まない元利返済を差し引く(金利条件で変動)
結論高く見える手残りで判断

出口:売却シナリオで判断する

10年後の出口シナリオ
10年後の出口シナリオ

中古区分マンションで見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、杉並区・中野区・新宿区のような都心近接エリアで立地が良く管理状態が維持されていれば、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になりやすくなります。フェリナスの取扱いエリアは賃貸需要の面で一定の流動性が見込める一方、個別物件ごとの立地・築年数・管理状態による差は大きいため、購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。

向いている人・向いていない人

向いている人・向いていない人
向いている人・向いていない人
向いている人
  • 杉並区・中野区・新宿区など都内の区分マンションを検討している
  • 担当者とじっくり対話しながら物件を選びたい
  • 仲介専門で価格形成の立場が明確な会社を選びたい
  • リフォーム費用は自分でも複数社比較する意思がある
向いていない人
  • 大手の金融機関提携やローン優遇を重視する
  • スピード重視で短期間に多数の提案を比較したい
  • 自社管理による手厚いアフターサポートを重視する
  • 提示条件をそのまま受け入れてしまいがち

購入前セルフ診断チェックリスト

購入前セルフ診断チェックリスト
購入前セルフ診断チェックリスト

提案を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。

購入前セルフ診断
  • 提示物件の売主が誰か(フェリナス自身ではなく第三者であること)を確認したか
  • ローン条件を複数の金融機関・ローン商品と比較したか
  • リフォーム・原状回復費用の見積もりを複数社から取ったか
  • 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか

チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。

まとめ:仲介専門という立場を理解したうえで判断する

まとめ:フェリナス検討の最終結論
まとめ:フェリナス検討の最終結論

フェリナスは「杉並区・中野区・新宿区を中心に首都圏の中古区分マンション仲介を専門とする会社」です。顧客との対話を重視し、相場より割安な物件を提案するという評価がある一方、仲介専門で企業規模が比較的小さいことに起因して、金融機関との連携やリフォーム業者の優待条件が限定的になりやすいという懸念も見られます。重要なのは、仲介専門という立場の違いを理解したうえで、ローン条件や価格の妥当性を自分でも検証することです。

フェリナスから物件を紹介されたら、まず「この物件の売主はどなたですか」と確認してみてください。仲介専門という立場が分かれば、価格交渉の余地や確認すべきポイントも見えてきます。 不動産投資は医療と同じで、担当者との相性が良いという理由だけで契約を決めてはいけません。 まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。

※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。