「グリップのLe'aを勧められているけれど、実際どうなんだろう」。横浜市西区高島を拠点に、新築投資用マンション「Le'a(レア)」とリノベーション投資用マンション「G.Gallery」を展開する株式会社グリップについて、こうした相談が寄せられます。2009年設立で、横浜・川崎エリアを中心に投資用区分マンションの企画・開発・分譲から賃貸管理・買取までを一貫して手がける会社です。

不動産投資は「会社の評判」だけでなく、「その物件の数字が今どうなっているか」で判断すべきです。この記事では公開情報と第三者の口コミ・評価傾向をもとに、次の点を整理します。

  • 株式会社グリップとはどんな会社か(会社概要・販売立場)
  • 「Le'a」「G.Gallery」はどんな特徴を持つブランドか
  • 実際の口コミ・評判の中身(良い声・悪い声の両方)
  • 強みと懸念点の整理

【2026-10-21 更新】 公式サイト・京急不動産の公表資料など一次情報を再確認し、2026年4月1日付の代表者交代(京急不動産の前取締役社長・濱田真行氏が就任)を反映しました。口コミの出典を複数の口コミサイトで確認した上で要約表記を出典明記の箇条書き形式に統一し、frontmatterの出典に公式サイト・公表資料のURLを追加しました。

会社概要:株式会社グリップはどんな会社か

株式会社グリップの会社概要
株式会社グリップの会社概要

株式会社グリップは2009年6月設立、代表者は濱田真行氏です。濱田氏は京急不動産株式会社の前取締役社長で、2026年4月1日付で同社の取締役社長に就任しました(前任の長谷川健二氏は退任し取締役相談役に就任)。横浜市西区高島に本社を構え、投資用区分マンションの企画・開発・分譲・販売から賃貸管理・買取までをワンストップで展開しています。2025年5月期(2024年6月〜2025年5月)の売上高は76.89億円(76億8,900万円)とされています。

項目内容
商号株式会社グリップ
所在地〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2-7-1 ファーストプレイス横浜2F
設立2009年6月15日
代表者濱田真行
資本金5,000万円
免許番号神奈川県知事(4)第27217号
事業内容投資用区分マンションの企画・開発・分譲・販売・賃貸管理・買取

販売立場(重要):同社は自社ブランド「Le'a」「G.Gallery」を企画・開発・分譲する分譲主(売主)です。京急不動産株式会社が2025年11月10日に公表した「株式会社グリップの株式取得に関するお知らせ」によれば、同年11月21日付で京浜急行電鉄グループの京急不動産が全株式(普通株式100%)を取得し子会社化しました。同発表では長期保有前提の賃貸事業から資産回転型事業への本格転換を図る京急グループ戦略に沿う取り組みと説明されており、経営不振によるものではないとされています。

Le'a・G.Gallery:物件ブランドの特徴

Le'a・G.Galleryの特徴比較
Le'a・G.Galleryの特徴比較

株式会社グリップは、新築とリノベーションの2つのブランドを展開しています。

  • Le'a(レア):自社企画・開発による新築投資用マンション。横浜・川崎エリアを中心に展開。
  • G.Gallery:中古物件を仕入れてリノベーションした投資用マンション。デザイン性の高さが特徴とされています。
  • 実績:累計74棟2,465戸の販売実績、管理戸数1,987戸、入居率98%超(2025年5月期)と案内されています。

新築のLe'aと中古リノベーションのG.Galleryでは、価格構造や含み損の生じ方が異なる点に注意が必要です。

実際の口コミ:良い声と悪い声の両方

グリップの良い口コミと悪い口コミの対比
グリップの良い口コミと悪い口コミの対比

第三者の口コミサイトには、購入者・入居者双方からの声が一定数掲載されています(全文転載ではなく要約)。

良い評価の声

(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)

  • 新築物件の条件の良さや、担当者が親身に対応してくれたという声がある。
  • しつこい営業電話がなく、要望に合った物件情報をこまめに届けてくれたという声がある。
  • 横浜の地域事情に詳しく、身近で親近感のある対応を評価する声がある。

低い評価の声

(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)

  • 営業電話に関する苦情が複数のサイトで見られる。
  • Googleの口コミには低評価の投稿も一部あるが、件数や内容は限定的で、鵜呑みにせず参考程度にとどめるべきという指摘がある。
  • G.Galleryなどリノベーション物件は相場より価格が高くなりがちで、中古物件ならではの修繕コストなどのリスクも把握が必要という指摘がある。

第三者サイトの評価

第三者サイトで見られる評価傾向
第三者サイトで見られる評価傾向

第三者の口コミサイトでは、担当者の丁寧な対応やデザイン性の高さを評価する声が複数のサイトで共通して見られます。一方で、築古リノベーション物件の修繕コストリスクについての指摘も複数のサイトで共通して見られます。行政処分・訴訟等については、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトで確認できる範囲で株式会社グリップ(横浜市西区、2009年設立)に関する該当情報は確認できませんでした(2026年10月21日確認)。

強みの整理:一貫体制と実績

グリップの強み
グリップの強み

株式会社グリップの強みは、企画・開発・分譲・管理までを自社で一貫して行う体制にあります。74棟2,465戸という累計実績と98%超の入居率は、横浜・川崎エリアでの供給・運用ノウハウの蓄積を示す材料です。しつこい営業がないという口コミや、京急不動産グループ入りによる資本基盤の強化も、長期保有を前提とする投資家にとって安心材料になり得ます。

懸念点①:新築の含み損構造

新築の含み損構造への懸念
新築の含み損構造への懸念

新築マンション「Le'a」は、購入価格に建築費・広告費・販売経費が上乗せされた「新築プレミアム」を含みます。入居した瞬間に物件は「中古」として扱われるため、購入価格と市場価格の差額が含み損になるのは新築ワンルーム投資に共通する構造です。この点はグリップに限らず、新築物件全般で購入前に理解しておくべきポイントです。

懸念点②:G.Galleryの価格と修繕コスト

G.Galleryの価格と修繕コストへの懸念
G.Galleryの価格と修繕コストへの懸念

リノベーション物件「G.Gallery」は、デザイン性の高さが評価される一方、リフォーム費用が価格に上乗せされ相場より高くなりがちという指摘があります。また中古物件である以上、将来の大規模修繕や設備更新のコストも想定しておく必要があります。提示価格がリフォーム後の相場に対して妥当かどうかを、事前に確認することをおすすめします。

数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

表面利回りと実質利回りの差を示す収支イメージ
表面利回りと実質利回りの差を示す収支イメージ

提案時に示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかを決めるのは実質利回りとローン収支。入居率の高さは強みですが、月々の手取り収入がどうなるかは別途確認が必要です。

項目表面ベース実質ベース
家賃収入満額で計算空室を考慮
経費含まない管理費・修繕積立金・管理手数料
ローン含まない元利返済を差し引く
結論高く見える手残りで判断

10年後の出口:売却シナリオで判断する

10年後の売却シナリオ別の出口イメージ
10年後の売却シナリオ別の出口イメージ

投資用マンションで見落とされやすいのが出口(売却)と担保評価です。横浜・川崎エリアは賃貸需要が強く、価格が下げ止まりやすく買い手も付きやすい傾向がありますが、Le'aは新築プレミアムの分、G.Galleryはリフォーム費用の上乗せ分、それぞれ購入時点の価格と将来の売却可能額の差を事前に把握しておくことが重要になります。

保有前・保有中から「今いくらで売れそうか」「ローン残債と売却可能額の差はどれくらいか」を把握しておくことが、判断の決め手になります。

向いている人・向いていない人

グリップの投資が向いている人・向いていない人
グリップの投資が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 横浜・川崎エリアで長期保有前提の投資を検討している
  • 新築とリノベーションの違いを理解した上で選びたい
  • 入居率の高さや管理体制を重視する
  • 価格の妥当性を自分でも確認できる

向いていない人

  • 新築プレミアムによる含み損を理解しないまま契約したい
  • G.Galleryの価格が相場相応か確認せず契約を進めたい
  • 短期(5〜10年)の売却益を狙っている
  • 出口(売却・担保評価)を軽視して利回りの数字だけで判断する

まとめ:判断軸は「価格の妥当性」と「出口」

グリップを検討する人への最終結論
グリップを検討する人への最終結論

株式会社グリップは、企画・開発・分譲・管理までを自社で一貫して行い、高い入居率の実績を持つデベロッパーです。一方で、新築の含み損構造や、G.Galleryの価格の妥当性については、購入者自身が確認すべき論点が残ります。

判断軸は常に同じです。今その物件の数字がどうなっているか、出口でいくらつくか。会社の評判だけでなく、物件ごとに実質利回り・売却相場を確認することが先決です。

グリップの物件を勧められたら、まず「この価格は相場に対して妥当か」「10年後にいくらで売れるか」を担当者に聞いてみてください。 自分の物件の状態を冷静に評価したいなら、まずは無料の割高診断で、相場に対して割高でないかを確認してみてください。

※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。