「ゴードンエステイトを紹介されたけど、実際どうなんですか?」。大阪・梅田に拠点を置くこの会社について、こうした相談を受けることがあります。ネットで調べると「担当者がメリット・デメリットを両方説明してくれて信頼できた」という声がある一方、「営業電話がしつこい」という趣旨の投稿も見つかり、どちらを信じればいいのか迷う人は少なくありません。
評価が割れるのには理由があります。中古区分マンション投資は、営業担当者との相性や連絡の頻度で印象が大きく変わる一方、投資判断で本当に見るべきは物件そのものの収支と出口だからです。この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を整理します。
- 株式会社ゴードンエステイトとはどんな会社か(会社概要・事業の立場)
- 実際の口コミ(良い声・懸念の声の両方)
- 宅建士が整理する強みと注意点
- どんな人が検討でき、どんな人は慎重になるべきか
【2026-10-29 更新】 会社概要・取引実績の数字を2026年10月29日時点で公式サイトにて再確認し、各項目に出典URLを明記しました。口コミについても掲載元サイト(Google口コミを引用するブログ・電話番号検索サイト)を出典欄に追加し、引用の囲み・星表記をやめて要約形式に統一しました。社名変更・合併・グループ化・廃業・免許失効は確認されていません。
会社概要:ゴードンエステイトはどんな会社か

株式会社ゴードンエステイトは2019年9月20日設立、資本金9,900万円、大阪府大阪市北区梅田の大阪駅前第4ビル19階に本社を置く不動産会社です。代表取締役は橋本樹氏。宅地建物取引業免許は大阪府知事(2)第61426号で、賃貸住宅管理業者としても国土交通大臣登録を受けています。公式サイトの会社概要(2026年10月29日確認)に基づく内容で、読者自身も国土交通省の「宅地建物取引業者検索」で免許番号から実在・行政処分歴の有無を無料で確認できます。本記事執筆時点のWeb検索では、同社に関する行政処分の公表情報は確認できませんでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社ゴードンエステイト |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル19F |
| 設立 | 2019年9月20日 |
| 資本金 | 9,900万円 |
| 代表取締役 | 橋本樹 |
| 宅建免許 | 大阪府知事(2)第61426号 |
| 事業内容 | 不動産の売買・仲介・賃貸管理・コンサルティング・リノベーション等 |
| 取扱い実績 | 売買契約3,262件・取扱建物1,117棟(公式・2026年9月時点) |
| 対応エリア | 26都道府県(大阪・兵庫・愛知・東京・京都が上位) |
販売立場について:ゴードンエステイトは「自社買取」「売買仲介」の両方を手がける会社です。公式サイトの事業紹介によれば、自社が直接買主となる買取(自社買取再販)では、購入希望者を探す必要がなく価格・条件が合えばスムーズに売却を進められる点が特徴とされ、一方の売買仲介では市場で購入希望者を探しながら価格・期間・条件を比較する提案を行うとされています。つまり買取再販物件については同社自身が売主になり、仲介物件については媒介の立場です。物件を検討する際は、その物件が「自社買取物件(売主がゴードンエステイト)」なのか「仲介物件(売主は別の個人・法人)」なのかを重要事項説明・売買契約書で確認することをおすすめします。
取扱い物件の特徴:中古区分マンション中心・関西圏が主戦場

公式サイトの取引実績(2026年9月時点)によると、売買契約締結件数3,262件のうち区分マンションの取扱いが大きな比重を占め、取扱建物は1,117棟、対応エリアは26都道府県に及びます。地域別では大阪717件・兵庫271件・愛知178件・東京172件・京都165件の順で、大阪・京都・神戸を中心とする関西圏が主戦場であることが数字からも読み取れます。公式サイトでは今後、名古屋・福岡・広島・仙台・横浜・東京・沖縄・札幌への展開拡大も予定されているとしています。投資用の中古区分マンション(いわゆるワンルーム等)の仲介・買取再販が事業の中心で、一棟や戸建ても少数扱っていますが、主力はあくまで区分マンションです。
実際の口コミ:良い声と懸念の声の両方

評価が割れる会社だからこそ、両方の声をフラットに見ることが大切です。
- 担当者が投資のメリット・デメリット双方を説明してくれた
- 実際に不動産投資をしている担当者で納得感があった
- 営業電話がしつこいという趣旨の投稿がある
- 断った後も連絡が続くとの指摘
良い評価の声(要約)
(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)
- 担当者自身も不動産投資をしており、メリットだけでなくデメリットも実体験を踏まえて説明してくれたので信頼できた、という趣旨の声がGoogle口コミに見られます。
- 対応が早く、説明が分かりやすかったという趣旨の声も見られます。
懸念の声(要約)
(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)
- 電話番号検索サイトには、断った後も営業電話が繰り返しかかってくる、社名を名乗らずに連絡がある、といった趣旨の投稿が複数見られます。
一次情報での信頼性チェックと営業電話への対処

口コミの印象に流される前に、公的な登録情報を自分で確認しておくと安心です。ゴードンエステイトは大阪府知事(2)第61426号の宅建業免許と、賃貸住宅管理業の国土交通大臣登録を保有しており、いずれも国土交通省の「宅地建物取引業者検索システム」で番号から実在・行政処分歴の有無を無料で確認できます。免許番号のカッコ内の数字は5年ごとの更新回数を示し、数字が大きいほど営業継続年数が長いと読めます。
営業電話への不満については、宅地建物取引業法が「再勧誘の禁止」を定めている点を知っておくと対処しやすくなります。契約しない旨をはっきり伝えたのに勧誘が続く場合、法令上は問題となり得ます。氏名・断った日時を記録し、それでも続く場合は都道府県の宅建業免許担当課や国民生活センターに相談できることを、あらかじめ把握しておきましょう。
宅建士が整理する強み:買取と仲介の両機能

自社買取であれば売却時期を明確にしたいオーナーのニーズに応えやすく、仲介であれば市場での比較提案も受けられる。両方の選択肢を持つことは、売却を検討するオーナー側から見ればメリットになり得ます。
ゴードンエステイトの特徴は、「自社買取(直接買主)」と「売買仲介」の両方の機能を持つ点です。累計3,262件・1,117棟という取扱い実績は、関西圏を中心とした中古区分マンション市場での経験値の蓄積を示しています。賃貸管理まで一貫してサポートする体制も、購入後の運用を任せたいオーナーにとっては利点になり得ます。
懸念点①:買取再販物件は「自社が売主」になる構造

買取再販では同社が一度物件を買い取り、利益を乗せて再販します。そのため販売価格には取得コストに加えて同社の利益・リノベーション費用等が反映されている可能性があり、仲介物件とは価格形成の仕組みが異なります。
買取再販は「売却時期を明確にしたい」という売主側のニーズには応える一方、買主から見ると、その物件は仲介とは異なる価格形成の仕組みで販売されていることを理解しておく必要があります。自社が売主の物件では、交渉相手が常に同じ会社になるため、相場観を他の情報源(レインズの成約事例や近隣の売出事例など)でも確認し、提示価格が周辺相場に対して妥当かどうかを自分で検証することが大切です。
懸念点②:営業電話への不満は複数見られる

電話番号情報サイトへの投稿など、営業電話のしつこさに関する苦情が見られます。これは同社に限った話ではなく、不動産投資の営業全般に共通しがちな課題です。
口コミで目立つ懸念のひとつが営業電話への不満です。これは特定の会社に限った話ではなく、不動産投資営業全般で起こりやすい課題ですが、連絡頻度や断り方について事前に自分の希望をはっきり伝えておくことで、トラブルを避けやすくなります。
数字で見る:表面利回りと実質利回りの差
物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・仲介手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかどうかを決めるのは実質利回りとローン収支。中古区分マンションをフルローンで購入すると、築年数や管理状態によっては毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースもあります。
| 項目 | 表面ベース | 実質ベース |
|---|---|---|
| 家賃収入 | 満額で計算 | 空室・滞納を考慮 |
| 経費 | 含まない | 管理費・修繕積立金・仲介手数料 |
| ローン | 含まない | 元利返済を差し引く |
| 結論 | 高く見える | 手残りで判断 |
出口:売却シナリオで判断する

中古区分マンションで見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、立地が良く管理状態が維持されていれば、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になりやすくなります。関西圏中心の取扱いエリアは賃貸需要の面で一定の流動性が見込める一方、個別物件ごとの立地・築年数・管理状態による差は大きいため、購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。
向いている人・向いていない人

- 関西圏の中古区分マンションを検討している
- 自社買取と仲介の両方の選択肢を比較したい
- 価格の妥当性を自分でも確認する意思がある
- 賃貸管理まで一括で任せたい
- 新築ワンルームなど別エリア・別商品を希望する
- 営業電話を煩わしいと感じやすい
- 担当者の説明だけで判断を決めてしまう
- 短期の転売益のみを狙いたい
購入前セルフ診断チェックリスト

提案を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。
- 提示物件が「自社買取物件」か「仲介物件」かを確認したか
- 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか
- 周辺の成約事例と比べて価格が妥当か確認したか
- 営業連絡の頻度・方法について自分の希望を事前に伝えたか
チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。
まとめ:判断軸は常に「立場」と「収支」

ゴードンエステイトは「自社買取と仲介の両機能を持つ、関西圏中心の中古区分マンション取扱い会社」です。担当者の説明に納得できたという声がある一方、営業電話に関する不満も見られ、評価が割れるのは営業アプローチの個人差によるところが大きいと考えられます。重要なのは、提示された物件が自社買取物件か仲介物件かという立場の違いを理解した上で、価格の妥当性と実質収支を自分でも検証することです。
ゴードンエステイトの物件を紹介されたら、まず「この物件は御社の買取物件ですか、それとも仲介物件ですか」と聞いてみてください。立場が分かれば、価格交渉の余地や確認すべきポイントも見えてきます。 不動産投資は医療と同じで、担当者が信頼できそうという理由だけで契約を決めてはいけません。 まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。
※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
