「リスコンスって、実際どうなんですか?」。ラヴェニールやマーロの営業を受けて、「悪くはなさそうだけど、どこまで信用していいのかわからない」という相談がよく届きます。
正直に言うと、この手の会社を「良いか悪いか」の二択で語るのはかなり難しい。なぜなら、不動産投資の成否は「会社の善悪」ではなく、物件の構造・管理形態の設計・出口戦略の有無で決まるからです。良い会社から買っても、サブリースに縛られた瞬間に資産が動かしにくくなります。この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を中立的に整理します。
- 株式会社リスコンスとはどんな会社か(会社概要・販売の立場)
- ラヴェニール・マーロシリーズの物件特徴
- Googleクチコミ・第三者サイトの評判(良い声・悪い声の両方)
- AIが整理する「強み」と「懸念点」
- どんな人なら検討でき、どんな人は見送るべきか
会社概要:リスコンスはどんな会社か

免許番号の「(4)」は5年ごとの更新を3回完了済み(=約18年の継続)を意味します。銀座に本社を構え、複数の業界団体に加盟しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社リスコンス |
| 所在地 | 東京都中央区銀座2-4-9 SPP銀座ビル4階 |
| 設立 | 2007年9月10日 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 代表取締役 | 羽鳥 広宣 |
| 事業内容 | 不動産売買・代理・賃貸・仲介、土地活用企画、生命保険・損害保険代理業務 |
| 免許番号 | 東京都知事免許(4)第88425号 |
| 上場情報 | 非上場 |
| 販売の立場 | 自社ブランドを企画・開発する売主。事業には代理・仲介も含む |
ここは少し丁寧に見ておきたいポイントです。リスコンスはラヴェニール・マーロという自社ブランドを企画・開発する売主ですが、事業内容には「売買・代理・仲介」も含まれ、マーロの一部は共同開発の形をとっています。つまり案件によって「売主なのか、他社物件の販売代理なのか」が変わり得ます。評判を調べる際は、販売会社名だけでなく、その物件の売主(分譲主)が誰かを契約書面で確認することが大切です。
ラヴェニール・マーロ:2つの物件ブランド

- L'AVENIR(ラヴェニール):フランス語で「未来」。将来も賃貸需要が見込めるエリアを厳選し、横浜・蒔田の駅徒歩1分物件など都内・神奈川の主要駅近に展開。1K・1R中心でオートロック・宅配ボックスなどを標準装備。
- MA-RO(マーロ):「Make ResCon'S Opus(リスコンスが創る作品)」の頭文字。JR総武線・両国駅徒歩7分など単身者需要の高いエリアに開発。一部は共同開発の形で展開。
共通するのは、最寄駅から徒歩10分圏内(徒歩1〜3分の物件も)・単身者の実需に特化・セキュリティ設備の標準装備という設計方針です。
実際の口コミ:良い声と悪い声の両方

評価が割れる会社だからこそ、両方の声をフラットに見ることが大切です。以下は要旨の要約です。
★5 良い評価の声
営業担当が丁寧で、押しつけがましくなく自分のペースで検討できた。
ラヴェニールに入居中。オートロックや宅配ボックスが便利で駅から近い。
銀座のオフィスで面談したが、清潔感があり対応も誠実だった。
★1〜2 低い評価の声
セミナー後に連日電話がかかってきて、断ってもしばらく続いた。
借上保証(サブリース)を当初から強めに勧められ、リスク説明が薄かった。
収支シミュレーションの前提が楽観的で、現実との乖離が気になった。
第三者サイトの評価:立地は評価、契約設計に注意

複数の第三者サイト(元不動産営業ブログ・投資家ブログ等)を確認したところ、ポジティブ面では立地重視の物件開発姿勢、駅近・セキュリティ充実によるエリア選定、販売後のオーナー向け確定申告セミナーなど継続的なサポート体制が評価されています。
一方の懸念面では、「借上保証システム(サブリース)」の積極的な提案、自社ブランドのみの取り扱いによる選択肢の狭さ、賃料・空室率・管理費が非公開である点、節税・年金代わりといったセールストークへの依存傾向が共通して指摘されています。
AIが整理する強み:駅近集中とアフターサポート

最大の強みは「自社ブランドで一貫した品質管理」です。免許更新4回・設立18年というキャリアは、ワンルーム投資業者の中では長い部類に入ります。ラヴェニール・マーロとも駅近立地にこだわり、単身者需要の高いエリアへの集中という戦略は、賃貸需要の維持という観点では悪くない選択です。
販売後もオーナー向けのセミナーや管理サポートを継続している点は、「売ったら終わり」型の業者と比べると一定の誠実さを感じられるポイントです。
懸念点①:サブリース(借上保証)の構造リスク

最も注意すべきは「借上保証システム(サブリース)」を積極的に提案している点です。サブリースは一見、空室時でも家賃が保証されるように見えますが、家賃減額が行われるリスク、売却査定額の低下、解約のしにくさという問題を抱えています。
これは会社の問題というよりサブリースという仕組み自体の問題で、消費者庁も注意喚起を行っています。サブリースを断り集金代行(管理のみ)で運用する選択肢も含め、更新周期・解約条件・保証賃料の下限を契約前に書面で確認してください。
懸念点②:自社ブランドのみ・情報の非公開

自社ブランドのみの取り扱いは、より条件の良い他物件との比較検討がしにくいという構造的な課題があります。加えて、賃料・空室率・管理費といった収支に直結する情報が非公開の場合、提示された収支シミュレーションの妥当性を自分で検証しにくくなります。
「節税になる」「年金代わりになる」というセールストークは、収益性や出口戦略から判断の軸をそらしがちです。複数社の物件を比較し、数字の前提を自分で確認する姿勢が欠かせません。
数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・サブリース手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかを決めるのは実質利回りとローン収支。新築ワンルームをフルローンで購入すると、毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースも少なくありません。
| 項目 | 表面ベース | 実質ベース |
|---|---|---|
| 家賃収入 | 満額で計算 | 空室・滞納を考慮 |
| 経費 | 含まない | 管理費・修繕積立金・手数料 |
| ローン | 含まない | 元利返済を差し引く |
| 結論 | 高く見える | 手残りで判断 |
10年後の出口:売却シナリオで判断する

新築ワンルームで見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、立地が良く価格下落が緩やかなら、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になります。
ラヴェニール・マーロの駅近立地は出口の流動性という点でプラスに働きやすい要素です。だからこそ、購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。
向いている人・向いていない人

向いている人
- 東京・神奈川エリアで駅近のワンルームを探している
- サブリースを断って集金代行のみで運用する意思がある
- 購入価格を第三者(セカンドオピニオン)でチェックできる
- 長期保有だけでなく、5〜10年後の売却も視野に入れている
向いていない人
- サブリース(借上保証)に魅力を感じている
- 「節税になる」「年金代わりになる」という言葉で動く
- 複数社を比較せず、リスコンスの物件だけで判断しようとしている
- 購入後に数字を一切チェックしないつもり
購入前セルフ診断チェックリスト

提案を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。
- 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか
- その物件の売主(分譲主)が誰かを契約書面で確認したか
- サブリースの更新周期・解約条件を書面で確認したか
- 提示価格が周辺相場と比べて妥当か、第三者に確認したか
チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。
まとめ:判断軸は「構造」と「出口」

株式会社リスコンスは、業界の中で見ると突出して悪い業者でも、突出して良い業者でもありません。問題は物件そのものよりも、管理形態の選択と購入価格の妥当性にあります。サブリースを断り、集金代行のみで運用し、購入価格が周辺相場と比べて適正であることを確認できれば、一定の検討余地はあります。
判断軸は常に同じです。どんな構造で保有するか、10年後に誰にいくらで売れるか。営業担当が誠実でも、契約書の中にリスクは潜んでいます。
リスコンスの物件を勧められたら、まず「10年後にいくらで売れるか」と「その物件の売主は誰か」を担当者に聞いてみてください。明確に答えられないなら、それが最初の「赤信号」です。 不動産投資は「どこの会社から買うか」より「どんな構造で保有するか」が結果を左右します。 まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。
※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、中立的な情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
