「ライズグループで中古のワンルームやリノライズを勧められたけれど、あまり口コミが見つからない」。こうした相談があります。購入から管理まで任せられて安心という声がある一方、判断材料になる口コミの数が多くなく、かえって不安になるという人もいます。
ここで一つ大事なことをお伝えします。口コミが少ないこと自体も、一つの判断材料です。 中古ワンルームは物件ごとの条件差が大きく、営業スタイルが良くても、個別物件の数字が伴わなければ投資は成り立ちません。投資判断で本当に見るべきは、物件の構造と数字の現実。この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を整理します。
- 株式会社ライズグループとはどんな会社か(会社概要・事業・販売立場)
- 第三者サイトのリアルな口コミ(良い声・気になる声の両方)
- 宅建士が整理する「強み」と「懸念点」
- どんな人が検討でき、どんな人は見送るべきか
【2026-10-12 更新】 公式サイトの会社概要を確認し、福岡支店の所在地を追記、出典にURLと確認日を追加しました(社名変更・合併・廃業・免許失効は確認できませんでした)。また口コミの章を、出典を確認できるサイトの要約に差し替えました。
会社概要:ライズグループはどんな会社か

株式会社ライズグループは2003年12月設立、東京都新宿区に本社を置く不動産会社です。都心の中古ワンルームの売買仲介を主力に、賃貸管理、リノベーション(リノベブランド「リノライズ」)、バイクガレージ経営などを手がけています。営業圏は東京23区と福岡が中心です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社ライズグループ |
| 所在地 | 東京本店:東京都新宿区西早稲田2-15-7 鈴木ビル6階/福岡支店:福岡県福岡市中央区港2-10-14 1階 |
| 設立 | 2003年12月 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 代表取締役 | 黒沢 勉 |
| 専務取締役 | 大神 健志 |
| 宅建業免許 | 国土交通大臣(3)第8773号 |
| 事業内容 | 中古ワンルーム売買仲介、賃貸管理、リノベーション、バイクガレージ経営 |
| 従業員数 | 非公表 |
| 上場情報 | 非上場 |
免許番号や設立年、代表者は公式サイトの会社概要(2026年10月12日確認、出典は記事末尾の「出典・参考」を参照)で確認できます。宅建業免許について第三者サイトでは(2)表記も見られますが、これは更新時期の差と見られ、本記事では公式サイト掲載の(3)を採用しています。最新の状態は国土交通省の宅地建物取引業者情報検索システムで確認することをおすすめします。従業員数は公表されていないため「非公表」としています。賃貸住宅管理業、マンション管理業、一般建設業の登録もあります。
事業と販売立場:独自ルートの中古を仲介する

ライズグループは「新築は販売しない」と明言し、独自ルートで仕入れた中古ワンルームのみを扱う方針を掲げています。最低7つの観点による自社基準で物件を選定するとしています。取引形態は主に売買の仲介(媒介)で、リノベーション済み物件も提供します。
投資家として押さえておきたいのは、仲介取引では仲介手数料が発生し、リノベ済み物件は改装費が価格に乗るという点です。また仲介の場合、売主は物件ごとに異なります。物件を検討する際は、その価格に何が含まれているのか、売主は誰なのかを確認しておきましょう。
実際の口コミ:良い声と気になる声

良い評価の声
(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)
- 親切なスタッフが多いという評価
- 賃貸管理の対応がしっかりしているという評価
- 管理物件の入居率が高いと感じているという声
低い評価の声
(出典の欄の口コミサイトにもとづく、当サイトの要約)
- Googleの口コミには星の評価のみで具体的な内容を伴わない投稿や、匿名の厳しい評価も見られ、それだけでは参考にしづらいという指摘
良い声は対応や管理体制の丁寧さに集まっています。一方で、具体的な内容を伴う第三者口コミの件数自体が少なく、実像を測る情報が限られるという点は注意が必要です。価格相場やサブリースの有無は、自分でも検証する姿勢が大切です。
第三者サイトの評価

社員クチコミサイト「エン カイシャの評判」でのライズグループの総合評価は、5点満点で3.3(13件)です。ただしこれは社員・求職者向けのクチコミであり、顧客としての評価とは別物である点に注意が必要です。顧客としての口コミの母数は乏しく、実像を測る独立した情報は限られます。会社の評価は、この数字だけで判断せず、物件ごとの条件で確かめる必要があります(出典は記事末尾の「出典・参考」を参照)。
宅建士が整理する強み

ライズグループの強みは、購入から賃貸管理までを一つの体制で任せられるワンストップ性と、リノベブランド「リノライズ」による築古物件の再生です。相談への返答が早い体制も、初めて中古区分を検討する人にとって相談しやすい環境といえます。新築を扱わず中古に絞り、自社基準で物件を選定する方針も、投資対象を明確にしている点で分かりやすさにつながります。
懸念点①:営業対応のばらつきと口コミ母数

注意点の一つは、営業担当ごとに対応品質のばらつきがある可能性です。ワンストップで任せられる反面、担当者任せにすると、投資判断に必要な情報が十分に共有されないおそれがあります。また顧客としての第三者口コミが少なく、実像を測る独立した情報が限られます。契約を急がず、担当者の説明を書面で残し、数字の根拠を求めることが大切です。
懸念点②:リノベ済みは改装費込みの価格

リノライズのようなリノベ済み物件は、内装の付加価値がある反面、改装費が販売価格に含まれるため、相場に対して割高になっていないかを確認する必要があります。改装によって賃料が上がるとしても、その上昇分が価格差に見合っているかは別の問題です。周辺の家賃水準や、同条件の未改装物件との価格差を比べ、第三者目線で妥当性を確かめましょう。
数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

提案書に載る利回りは、多くの場合「経費やローン返済を引く前」の表面利回りです。実際に手元に残る金額は、管理費・修繕積立金・手数料・空室や滞納・ローンの元利返済を差し引いた実質利回りで見る必要があります。中古区分は物件ごとに条件が異なるため、必ず実額で確認してください。
10年後の出口:売却シナリオで判断する

投資の成否は、買うときだけでなく売るときで決まります。立地の良い物件は下落が緩やかで出口を取りやすい一方、需要の弱い物件は価格が下がり、ローン残債を下回ると手出しでの売却になります。リノベ済みで割高に買った場合は、出口で価格を回収しにくくなることもあります。購入前に「10年後にいくらで売れそうか」と、その根拠を担当者に確認しておきましょう。
購入前に、価格の妥当性を客観的に確認する

勧められた物件については個別に価格の妥当性を確認することをおすすめします。次の項目が数字で説明できるかを、契約前のセルフ診断として使ってください。
- 実質利回り(管理費・修繕積立金・手数料・ローン控除後)を把握したか
- 仲介手数料や、リノベ済みなら改装費込みの価格の妥当性を確認したか
- 公表情報ではなく、その物件の空室リスク・賃料水準・サブリース有無を確認したか
- 10年後の想定売却額と、その根拠を聞いたか
向いている人・向いていない人

向いている人
- 購入から賃貸管理までワンストップで任せたい
- 中古区分やリノベ物件を自分のペースで比較したい
- 実質利回りと出口を自分で検証できる
向いていない人
- 豊富な顧客口コミ・実績データを重視して選びたい
- 新築物件を中心に検討している
- 価格の妥当性を自分で確認するつもりがない
まとめ:判断軸は「収支」と「出口」
ライズグループは、購入から賃貸管理までのワンストップ体制とリノベブランド「リノライズ」を強みとする会社です。一方、営業対応にばらつきの可能性があり、顧客口コミの数も多くありません。リノベ済み物件は改装費込みの価格が割高でないかを確かめる必要があります。安心材料と注意点のどちらも、最終的には物件ごとの数字で確かめるべきものです。
物件を勧められたら、まず「10年後にいくらで売れるか」と「この物件自体の空室リスク」を担当者に聞いてみてください。答えがあいまいなら、その物件は急いで契約すべきではありません。 まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。
※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
