「ライジングプレイスって、実際どうなんですか?」。医師や高収入の会社員を中心に、こうした相談が増えています。ライジングパートナーは、東京都内・神奈川を中心に60棟超の自社ブランド「ライジングプレイス」を手がけるライジングトラストグループの販売部門。「節税になる」「生命保険代わりになる」という切り口で近づいてくることが多く、口コミの評価が二分しています。
ここで一つ大事なことをお伝えします。不動産は「ブランド」より「構造と数字」で見るべきです。 この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を中立的に整理します。
- ライジングパートナーとはどんな会社か(会社概要・販売構造・物件ブランド)
- Googleや第三者サイトのリアルな口コミ(良い声・悪い声の両方)
- AIが整理する「強み」と「懸念点」
- どんな人が検討でき、どんな人は見送るべきか
【2026-09-12 更新】 一次情報(ライジングトラスト公式サイトの会社概要)で社名変更・合併・廃業・免許失効の有無を確認し、いずれも該当なし(ライジングトラストグループとして事業を継続)でした。あわせて、グループの宅地建物取引業免許を最新の「東京都知事(4)第91351号」に更新し、会社概要・実績数値の出典として公式サイトの該当ページURLを追記しました(確認日:2026-09-12)。
会社概要:ライジングパートナーはどんな会社か

ライジングパートナーは2013年設立、ライジングトラストグループの販売・コンサルティングを担う会社です。区分マンションの販売・契約業務・生命保険代理業などを手がけ、医師特化型の営業スタイルが特徴です。開発(分譲主)は親会社のライジングトラストが担います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社ライジングパートナー(販売担当) |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿8-11-10 |
| 設立 | 2013年 |
| 資本金 | 9,800万円(グループ日本法人計 4億7,900万円) |
| 代表者 | 鈴木 一隆 |
| 従業員数 | 2名(販売会社・少数体制) |
| 親会社 | 株式会社ライジングトラスト(2009年11月設立・開発/分譲主) |
| グループ免許 | 宅地建物取引業 東京都知事(4)第91351号(ライジングトラスト・2026年9月時点) |
ライジングトラストは自社ブランド「ライジングプレイス」の企画・開発のほか、不動産買取・太陽光発電・M&A事業も手がけます。取引金融機関には3メガバンクに加え地方銀行・信用金庫まで並び、融資調達の選択肢は広めです。分譲主であるライジングトラストの宅地建物取引業免許は2026年9月時点で東京都知事(4)第91351号。カッコ内の更新回数が2から3、4へと重なっていることは、それだけ免許更新(原則5年ごと)を経て事業を継続してきたことを示します。なお、2026年9月時点で公開情報を確認した限り、社名変更・合併・廃業・免許失効といった事実は認められませんでした。
販売構造:分譲主と販売会社が分かれている

ライジングプレイスは、グループ内で役割が分かれている点を理解しておくことが重要です。
- 開発・分譲主(売主):株式会社ライジングトラスト
- 販売・コンサルティング:株式会社ライジングパートナー
- 賃貸管理:トラスト賃貸管理
- 建物管理:トラストコンセルジュ
このように、物件を建てた会社(分譲主)と、営業している会社(販売会社)が別です。グループ内で完結するため購入後の手続きはワンストップになりやすい一方、評判を調べる際は「ライジングパートナー」と「ライジングトラスト」の両方の名前で確認すると、実態がつかみやすくなります。
ライジングプレイス:物件ブランドの特徴

「ライジングプレイス」は、ライジングトラストが企画・開発するブランドマンション。公式のマンション販売実績ページでは、2026年現在で60棟以上の開発実績が公開されています(亀戸243戸・川崎140戸・堀切134戸など、比較的総戸数の大きい物件も含みます)。
- エリア:東京23区(新宿・池袋・渋谷・中央区・港区周辺など)と神奈川(川崎・横浜)。
- 仕様:「上質な快適空間」をコンセプトに、24時間管理・セキュリティ・デザイン性を訴求。
- グループ公開数値:管理戸数3,400戸以上、管理棟数200棟以上、賃貸入居率97%(いずれもグループが公表する自己申告値。2026年9月確認)。
これらの数値は出どころによって幅があり、賃貸入居率を「98%前後」、管理戸数を「2,500〜2,800戸規模」と紹介する第三者情報もあります。いずれにせよグループ公表の実績値であり、第三者監査を経た数字ではない点は割り引いて見てください。好立地・高スペック設備のコストは物件価格に上乗せされる構造です。「入居率97%」という数字だけで判断せず、実質利回りと周辺相場との乖離を必ず確認してください。
実際の口コミ:良い声と悪い声の両方

Googleマップでのグループ評価は2.9点/11件(西新宿オフィス)。件数は少なく、評価が混在しています。両方の声をフラットに見ることが大切です。
★5 良い評価の声
問い合わせ対応が丁寧で、初歩的な質問にも親切に答えてもらえた。
無理な押しつけがなく好感が持てた。
グループで管理まで一貫対応してもらえて手間が少ない。
★1〜2 低い評価の声
平日も土日も電話がかかってきて、興味のない勧誘が続いた。
提案された物件価格が周辺相場より高く、利回りが合わないと感じた。
節税を強調されたが、返済と管理費を引くと手残りが少なかった。
第三者サイトの評価:実績と営業スタイルは別問題

複数の口コミサイトを横断すると、評価の傾向は次のように整理できます。
- 企業口コミサイト(社員・元社員19件):総合評価は中程度。「実力主義で成長できる」という声がある一方、「繁忙期の深夜残業」「福利厚生は一般的」という声も。
- 不動産投資ブログ(投資家目線):「医師向けの節税訴求型営業」への注意喚起、「生命保険代わり」「節税効果」というトークへの警戒、物件価格の割高感を指摘する声が共通して見られる。
グループとしての実績と、営業スタイル・物件価格の妥当性は別の問題として切り分けて評価することが大切です。
AIが整理する強み:グループ一貫体制と実績

最大の強みは「グループ一貫体制」と「実績の厚さ」です。60棟以上という開発実績は中堅デベロッパーとして十分な規模感で、開発から賃貸管理まで自社グループで完結する体制はオーナーの管理負担を下げる効果があります。
賃貸入居率97%(グループ公表値)は、東京23区・神奈川という立地の強さを反映しています。分譲主ライジングトラストの宅建免許は2026年9月時点で更新を重ねた(4)番号となっており、一定の事業継続性が確認できます。3メガバンクから地方銀行・信用金庫まで幅広い取引金融機関を持つ点も、融資調達の選択肢が広い証拠です。
懸念点①:医師向け・節税訴求の営業スタイル

最も目立つのは営業スタイルへの懸念です。「医師特化型」「節税目的」という切り口は、物件本来の収益力ではなく周辺の付加価値で判断させる方向に働きやすくなります。節税効果は数年で薄れることが多く、ローン完済後にはむしろ課税対象が増えるケースもあります。
電話営業の頻度に関する不満の声も複数あります。また、販売を担うライジングパートナー本体の従業員が少数である点は、長期にわたるアフターフォローの継続性という観点で気に留めておきたい要素です。サブリース契約を提案された場合は、内容を慎重に精査してください。
懸念点②:新築ワンルームの「含み損」構造

口コミで目立つもう一つの懸念が価格の割高感です。これはライジングプレイスに限らず、新築ワンルーム全般に共通する構造的な問題です。新築物件には「新築プレミアム」が上乗せされており、入居が決まって一度でも「中古」になった瞬間に、その上乗せ分が抜け落ちます。
好立地・高スペック設備のコストも価格に乗るため、取得価格が相場と乖離していないかの検証が欠かせません。「入居率が高い」ことと「価格が妥当」なことは別問題として切り分けて考えてください。
数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・管理手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかどうかを決めるのは実質利回りとローン収支。新築ワンルームをフルローンで購入すると、毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースも少なくありません。
| 項目 | 表面ベース | 実質ベース |
|---|---|---|
| 家賃収入 | 満額で計算 | 空室・滞納を考慮 |
| 経費 | 含まない | 管理費・修繕積立金・手数料 |
| ローン | 含まない | 元利返済を差し引く |
| 結論 | 高く見える | 手残りで判断 |
10年後の出口:売却シナリオで判断する

新築ワンルームで最も見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、立地が良く価格下落が緩やかなら、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になります。
ライジングプレイスは東京23区・神奈川の駅近が中心で入居率も高い一方、取得価格が高いと値下がり幅次第で残債割れのリスクもあります。購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。
当サイトの割高診断データについて

現時点で、当サイトの割高診断におけるライジングプレイスブランドの蓄積データは限られています。そのため本記事では特定の利回り数値を断定することは避けますが、新築ワンルームは販売価格に販売コストや設備コストが上乗せされる傾向があるため、提示物件が相場に対して割高でないかを購入前に個別に確認することをおすすめします。無料の割高診断で、客観的な相場との差を把握できます。
向いている人・向いていない人

向いている人
- 東京23区・神奈川の新築ワンルームで、グループ一貫のサポートを重視する
- 複数社と比較して収支シミュレーションを自分で確認できる
- サブリースなしの通常管理(集金代行)で進める意向がある
- セカンドオピニオンを取ったうえで判断できる
向いていない人
- 「節税」「生命保険代わり」を主な理由として勧められている
- 実質利回りや出口価格を確認せずに購入しようとしている
- サブリース契約を前提に提案されている
- 他社との比較検討をせずにすぐ契約しようとしている
まとめ:判断軸は常に「収支」と「出口」

ライジングパートナーは、ライジングトラストグループとして一定の実績と事業規模を持つ会社です。グループ一貫体制・60棟超の実績・入居率97%は客観的にも評価できます。一方で、投資家として評価すべきは「ブランド力」ではなく物件単体の実質利回り・出口流動性・管理コストの3点です。医師向け・節税を切り口とする営業スタイルと、販売会社と分譲主が分かれている構造は、いずれも冷静に受け止めるべき論点です。
判断軸は常に同じです。今日買って実質キャッシュフローはどうなるか、10年後に誰にいくらで売れるか。この二軸を数字で確認できて初めて、購入の可否が判断できます。
物件価格が周辺相場と乖離していないか、サブリースを前提にしていないか、想定家賃の根拠は何か。営業の説明を鵜呑みにする前に、まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみることをおすすめします。
※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、中立的な情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
