「ロアールって、実際どうなんですか?」。担当者に勧められてパンフレットを受け取ったけれど、本当に大丈夫なのかがわからない。そんな状態で検索してたどり着いた方も多いでしょう。口コミを調べると「丁寧なアフターフォローで安心」という声がある一方、「営業が強引だった」「思ったより収益が出ない」という声も見つかります。
【2026-09-13 更新】 公式「会社情報(会社概要)」ページ(2026-09-13確認)をもとに、本社所在地を東京都渋谷区に更新し、宅地建物取引業免許番号(国土交通大臣(6)第5878号)・不動産特定共同事業許可(東京都知事第98号)・代表者名を追記しました。あわせて出典に一次情報のURLを追加しています。なお、同社の社名・合併・廃業・免許失効は2026-09-13時点で確認されていません(ロアール新規分譲「ロアール横浜十日市場」2026年2月分譲開始を確認)。
ここで一つ大事なことをお伝えします。口コミの評価が割れるのには、ちゃんと理由があります。 新築ワンルーム投資は「物件のデザインや設備」ではなく、「買った価格・管理費用・出口戦略」を正しく理解できているかで結果がまったく変わる商品です。この記事では公開情報と第三者の口コミをもとに、次の点を中立的に整理します。
- 真和エンタープライズとはどんな会社か(会社概要・販売立場)
- ロアール・ラルシリーズと付帯サービスの特徴
- 実際の口コミ(良い声・悪い声の両方)
- AIが整理する「強み」と「懸念点」、検討できる人・見送るべき人
会社概要:真和エンタープライズはどんな会社か

株式会社真和エンタープライズは1996年(平成8年)2月設立、本社を東京都渋谷区に置く非上場デベロッパーです(本社所在地は公式会社概要で2026-09-13確認)。北海道・東北・東京・大阪などに地域別のグループ会社を持ち、LALLヒューマンホールディングスを持株会社とするグループ(全22社規模)の分譲中核を担います。グループ名「LALL(ラル)」は「Live And Let Live(共生)」に由来します。主力の投資用ブランド「ロアール」は同社が自社で企画・開発・分譲販売する自社ブランドで、基本的に同社自身が売主(分譲主)です。賃貸管理もグループ内の会社が担う一貫体制が特徴です。
| 項目 | 内容(2026-09-13 公式会社概要で確認) |
|---|---|
| 商号 | 株式会社真和エンタープライズ(Shinwa enterprise CO., LTD.) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-9-8 朝日生命宮益坂ビル3階(北海道・東北・大阪等に地域別グループ会社) |
| 設立 | 1996年(平成8年)2月 |
| 資本金 | 1億円 |
| 代表者 | 代表取締役 原川 久司 |
| 宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(6)第5878号 |
| 不動産特定共同事業許可 | 東京都知事 第98号(LALLファンド) |
| 事業内容 | 自社ブランドマンションの企画・開発・分譲販売、不動産特定共同事業(LALLファンド)およびそれに付随する業務 |
| 販売立場 | 自社ブランド「ロアール」の分譲主(売主)・管理も一貫 |
| 上場情報 | 非上場(LALLヒューマンホールディングス傘下) |
投資用マンションのデベロッパーとして約30年の業歴を持ち、宅地建物取引業免許は国土交通大臣(6)第5878号(更新回数を示す(6)は長期の事業継続を裏付けます/出典:公式会社概要)。地域別のグループ会社で全国をカバーする体制は、同規模の非上場デベロッパーの中では珍しいものです。一方、非上場のため財務情報が外部から検証しにくい点は、長期保有を前提とする投資では押さえておくべき事実です。
ロアール・ラルと付帯サービス

同社はブランドと付帯サービスを組み合わせて展開しています。
- ロアール(Loire):1998年から分譲する主力ブランド。東京・城南地区(品川・目黒・大田区周辺)や関西を中心に、20〜30㎡台のワンルームを展開。浴室乾燥機・防犯カメラなど設備が充実。
- ラル(LAL):地方都市向けのシリーズ。ファミリータイプを含む幅広い層向けの設計。
- 付帯サービス:月額定額制の賃貸管理代行(金額は提案時に要確認)、提携税理士による確定申告サポート、不動産特定共同事業によるクラウドファンディング「LALLファンド」、マンスリー事業「LALL Stays」。
初心者がつまずきやすいポイントをカバーするサービスは魅力ですが、サービスの手厚さと、投資として買ってよい価格かは別問題です。ブランドの印象と収支の妥当性は切り分けて考える必要があります。
実際の口コミ:良い声と悪い声の両方

評価が割れる会社だからこそ、両方の声をフラットに見ることが大切です。以下は各種口コミ・評判サイトに掲載された内容の要約です。
★5 良い評価の声
売りっぱなしの業者とは違い、アフターフォローが丁寧。定期的に管理状況の報告があった。
確定申告のサポートがあり、初めての不動産投資でも税務でつまずかずに済んだ。
担当者が物件の良し悪しを正直に説明してくれ、数字をごまかす感じがなかった。
★1〜2 低い評価の声
最初の電話・DMのアプローチが非常にしつこく、断ってもしばらく続いた。
購入時は高収益と説明されたが、家賃から管理費を引くと手残りがほぼゼロだった。
売却しようとしたら思ったより価格がつかず、新築プレミアムの消失を実感した。
第三者サイトの評価:サポートは評価、営業と財務に課題

複数の不動産投資情報サイトの評価を総合すると、次の傾向が見えます。
- アフターフォロー体制:グループ一貫管理という仕組みは評価される一方、担当者の質にばらつきがあるとの声も。
- 営業スタイル:積極的な新規開拓を行うため、「勧誘がしつこい」という声が一定数存在。
- 財務透明性:非上場のため財務情報が非公開で、長期的な安定性の判断材料が限られる。
- 物件品質:設備・立地の選定は概ね評価され、入居率の実績は比較的安定とされる。
「サポートと物件品質は評価できるが、営業手法と財務の見えにくさには注意」というのが、第三者評価のおおまかな傾向です。
AIが整理する強み:業歴と全国サポート体制

同社の強みは「1996年設立の業歴とグループのサポート体制」です。投資用マンションのデベロッパーとして約30年の実績を持ち、北海道・東北・東京・関西などに地域別のグループ会社を構えてサポートを提供する体制は、同規模の非上場デベロッパーの中では珍しいものです。
月額定額制の管理・確定申告サポート・不動産クラウドファンディング事業など、投資家がつまずきやすいポイントをカバーするサービスラインも整っています。「共生」という理念を掲げ、売った後も長期的に関与しようとする姿勢は、業界の中で相対的に評価できる要素です。
懸念①:新築プレミアムによる「含み損」構造

最も注意すべきは新築価格のプレミアムです。ロアールは新築分譲物件のため、購入時点で相場より上乗せされた価格がつくのが一般的です。入居が決まって一度でも「中古」になった瞬間に、その上乗せ分が抜け落ちます。
「入居率が高い」「設備が良い」という点が事実であっても、それが実質利回りに直結するかは別問題です。買った瞬間から含み損を抱えてスタートするのは新築ワンルームの構造的な宿命であり、「いくらで買うか」の妥当性検証は欠かせません。
懸念②:表面利回りと実質利回り(手残り)の差

口コミにあった「手残りがほぼゼロ」は、新築ワンルームで起こりやすい典型例です。物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・各種手数料・ローン金利を引く前の数字。実際に手元に残るかを決めるのは実質利回りとローン収支です。
| 項目 | 表面ベース | 実質ベース |
|---|---|---|
| 家賃収入 | 満額で計算 | 空室・滞納を考慮 |
| 経費 | 含まない | 管理費・修繕積立金・手数料 |
| ローン | 含まない | 元利返済を差し引く |
| 結論 | 高く見える | 手残りで判断 |
懸念③:金利上昇局面ではローン返済が手残りを直撃

新築ワンルームをフルローンに近い形で購入すると、毎月のキャッシュフローが薄くなりがちです。そこに金利上昇が重なると、変動金利のローン返済額が増え、わずかな手残りが一気にマイナスへ転じることがあります。
「表面利回りが確保できているから大丈夫」ではなく、金利が上がった場合の返済額まで織り込んで収支を試算しておくことが重要です。物件を見るより先に、自分の融資条件と金利シナリオを確認しておきましょう。
10年後の出口:売却シナリオで判断する

新築ワンルームで最も見落とされやすいのが出口(売却)です。口コミにも「売却時に思ったより価格がつかなかった」という声がありました。保有中の収支がトントンでも、売却時に大きく値下がりすればトータルでは損失になります。
城南地区などの立地は中古市場でも一定の需要が期待できますが、新築時の価格をそのまま維持できるわけではありません。購入前に「10年後に誰にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。
| シナリオ | 10年後の価格 | ローン残債 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 立地が良い(下落緩やか) | 緩やかに下落 | 下回る | 売って終われる |
| 立地が弱い(大きく下落) | 大きく下落 | 上回る(残債割れ) | 手出しで売却 |
当サイトの割高診断から見た新築ワンルームの傾向

現時点で、当サイトの割高診断にロアール個別の蓄積データは限られています。数字を断定できないため、ここでは一般的な傾向のみをお伝えします。新築ワンルームは提示価格が周辺の中古相場に対して割高に出やすく、購入直後の評価額が販売価格を下回るケースが目立ちます。
だからこそ、提案を受けた具体的な物件については、サポートの手厚さや担当者の印象で判断せず、購入前に無料の割高診断で「相場に対して割高でないか」を1件ずつ客観的に確認することをおすすめします。
向いている人・向いていない人

向いている人
- 都市部(特に東京城南・関西)のワンルームで、管理の手間を最小化したい
- アフターフォローや確定申告サポートなど、初心者向けの支援を求めている
- 自己資金をある程度用意し、レバレッジを抑えた堅実な投資を考えている
向いていない人
- 「新築なので安心」という感覚だけで判断しようとしている
- フルレバで手出しゼロを目指している(金利上昇局面では特に注意)
- 中古市場での売却価格を確認せず、出口戦略を描いていない
購入前セルフ診断チェックリスト

提案を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。
- 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか
- 金利が上昇した場合の返済額まで織り込んで収支を試算したか
- 中古市場での売却時の想定価格を確認したか
- 管理・確定申告などの付帯サービスの費用と範囲を書面で確認したか
チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。
まとめ:判断軸は常に「収支」と「出口」
真和エンタープライズは、業歴・サポート体制・物件品質という観点では、業界の中でも堅実な部類に入る会社です。ただし、新築ワンルームという商品性そのものに内在するリスク。価格プレミアム・新築家賃の下落・出口での価格低下。は、どのデベロッパーから買っても変わりません。とくに金利上昇局面では、ローン返済額の変動が手残りを直撃する可能性があります。
判断軸は常に同じです。今日買って実質キャッシュフローはどうなるか、10年後に誰にいくらで売れるか。この二軸を数字で確認できて初めて、購入の可否が判断できます。
「ロアールだから大丈夫」ではなく、「ロアールでも、数字はきちんと自分で確認する」。 この姿勢を持てる人だけが、この物件と冷静に向き合えます。 まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。
※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、中立的な情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
