【2026-09-16 更新】 法人番号公表情報・登記情報をもとに、2025年7月14日に本社を東京都渋谷区から福岡県福岡市博多区へ移転した事実を反映しました(東京は支店に変更)。あわせて売上高40億円(2025年12月実績)・従業員17名・賃貸住宅管理業者登録番号などの最新数値を追記し、frontmatterの出典に公式サイト・宅建業免許・法人登記の一次情報URLを追加しました(社名変更・合併・廃業・免許失効は確認された範囲でありません)。

「SYNS(シーンズ)で物件を勧められたけど、実際どうなんだろう」。こうした相談は、都市部のワンルーム投資を検討する人からよく寄せられます。ネットで調べると「担当者が寄り添ってくれた」という声と「サブリースや売却価格には気をつけて」という声が混在し、判断に迷う人も多いはずです。

ここで一つ大事なことをお伝えします。口コミの評価が割れるのには、ちゃんと理由があります。 ワンルーム投資は「担当者の対応」や「買った後の管理体制」で印象が変わりやすい商品です。しかし投資判断で本当に見るべきは、物件の構造と数字の現実。この記事では公開情報と第三者メディアの評価をもとに、次の点を中立的に整理します。

  • 株式会社SYNSとはどんな会社か(会社概要・事業モデル)
  • ワンストップ体制と物件選定という「強み」
  • サブリース・買取売却・営業スタイルという「注意点」
  • どんな人が検討でき、どんな人は見送るべきか

会社概要:SYNSはどんな会社か

syns-hyoban 図解01 会社概要
syns-hyoban 図解01 会社概要

株式会社SYNS(シーンズ)は2019年設立の比較的新しい会社で、都市部の駅近ワンルームに特化し、物件の仕入れから投資プランの提案、融資の調達、賃貸管理、売却までを一貫して手がけています。宅地建物取引業は国土交通大臣免許で登録され、賃貸住宅管理業者としても国土交通大臣に登録しています。

なお、2025年7月14日付の登記で本社を東京都渋谷区から福岡県福岡市博多区へ移転しており(法人番号3011001127869・登記情報/全国法人リスト公式サイトで確認・2026年9月確認)、現在は福岡が本社・東京が支店という体制です。旧本社(東京)を前提に紹介する古い情報も残っているため、最新の拠点構成を押さえておくと安心です。

項目内容
商号株式会社SYNS(シーンズ)
本社所在地福岡県福岡市博多区博多駅前4-17-15 MODERN BUREAU博多駅前9F(2025年7月移転)
東京支店東京都渋谷区桜丘町4-14 VORT渋谷桜丘7F
設立2019年4月26日
資本金1,200万円
代表取締役山本 耕平
従業員数17名(2026年9月時点/マイナビ2027会社概要)
売上高40億円(2025年12月実績)
宅建免許国土交通大臣(1)第010260号
賃貸住宅管理業登録国土交通大臣(1)第009466号
取扱エリア東京23区・横浜/川崎・福岡(駅徒歩10分圏)
販売立場中古は自社が売主(買取再販)、新築の販売も扱う
法人番号3011001127869

設立から日が浅い一方、不動産投資に特化したスタッフがチームを組み、入口(購入)から出口(売却)までを社内で完結できる体制を打ち出している点が特徴です。免許番号の「(1)」は最初の免許期間(有効5年)であることを示し、社歴の浅さは実績の蓄積という観点では確認しておきたいポイントです。免許番号・登録番号はハトマークサイトの事業者情報で照会できます(2026年9月確認)。

事業モデル:仕入れから売却までのワンストップ

syns-hyoban 図解02 事業モデル
syns-hyoban 図解02 事業モデル
1
物件選定
主要駅から徒歩10分圏内を必須条件・ハザードマップも確認
2
一貫サポート
購入→融資→賃貸管理→売却まで社内で対応
3
融資の提携
国内大手から一部外資まで提携金融機関と連携

SYNSの事業モデルは「駅近物件への絞り込み」と「ワンストップ体制」の2点に集約されます。最寄駅から徒歩10分圏内を必須条件とし、ハザードマップや管理状況を確認したうえで取り扱うとされています。新築・中古(デザイナーズ含む)の双方を扱い、東京23区・神奈川・福岡という賃貸需要のあるエリアに展開しています。

購入後も入居者対応・契約書作成・鍵交換・クリーニング手配などを代行し、将来の売却まで一貫してフォローする体制を掲げています。手間を減らしたい会社員投資家にとっては分かりやすい仕組みです。

実際の口コミ:良い声と気をつけたい声の両方

syns-hyoban 図解03 実際の口コミ
syns-hyoban 図解03 実際の口コミ

評価が割れる会社だからこそ、両方の声をフラットに見ることが大切です。

良い評価の傾向
  • 担当者が寄り添って提案してくれた
  • 仕入れから管理まで一貫で任せられる
  • 駅近に絞った物件選定に納得できた
注意したい評価の傾向
  • サブリースは保証賃料の見直しに注意
  • 買取での売却は市場価格を下回りやすい
  • 無料相談は集客目的という指摘もある

良い評価の声(要約)

友人の紹介で付き合い始めたが、良い担当者に出会えたという声。
立地の条件がはっきりしていて、提案の根拠が分かりやすかったという評価。

気をつけたいという声(要約)

サブリースの家賃引き下げや解約のしにくさに注意すべきという指摘。
買取で売ると相場より低くなりやすいので、複数社で査定を取りたいという声。

複数の不動産投資メディアでSYNSは紹介されており、担当者対応やワンストップの利便性を評価する声がある一方、サブリースや売却時の価格については「条件を事前に確認すべき」と注意を促す内容が目立ちます。

第三者メディアの評価傾向:利便性と注意点が併記される

syns-hyoban 図解04 第三者メディアの評価傾向
syns-hyoban 図解04 第三者メディアの評価傾向

SYNSは複数の不動産投資系メディアで取り上げられていますが、その多くは「ワンストップの利便性」と「契約前に確認すべき注意点」を併記しています。物件を絞り込む方針や一貫サポートは前向きに評価される一方、サブリース契約の中身や買取売却時の価格については、利用者側が主体的に確認する必要があるというトーンです。

社歴が浅いこともあり、大手ポータルの口コミ件数はまだ限られます。だからこそ「口コミの多さ」ではなく「提案された物件の数字」で判断する姿勢が欠かせません。

AIが整理する強み:入口から出口までの一貫体制

syns-hyoban 図解05 AIが整理する強み
syns-hyoban 図解05 AIが整理する強み
最大の強み:ワンストップの一貫サポート

購入・融資・管理・売却を社内で完結できるため、窓口が分散せず、会社員投資家でも運用の手間を抑えやすい構造です。

SYNSの強みは「駅近への絞り込み」と「ワンストップの一貫体制」です。徒歩10分圏という基準は、賃貸需要と将来の流動性の両面で合理的な考え方です。購入後の管理や売却の窓口が一つにまとまることは、本業を持つ会社員投資家にとって運用負担の軽減につながり得ます。

融資の提携先が複数あることも、条件の選択肢という点ではプラスに働く場合があります。

注意点①:サブリース(家賃保証)は金額が固定ではない

syns-hyoban 図解06 注意点①
syns-hyoban 図解06 注意点①
サブリース保証賃料は下がり得る

保証賃料は数年ごとに見直され、段階的に下がる可能性があります。中途解約の条件や入居者情報の開示範囲も会社ごとに異なるため、契約前に書面で確認しましょう。

ワンルーム投資で繰り返し指摘される注意点がサブリース(家賃保証)です。空室リスクを軽減できる一方、保証賃料は一般に数年ごとに見直され、段階的に下がる可能性があります。「家賃保証があるから安心」と考えるのではなく、「何年ごとに・どの程度下がり得るか」「解約したいときの条件はどうか」を契約前に書面で確認することが重要です。

注意点②:中古の買取再販でも「仕入れと販売の差」は価格に乗る

syns-hyoban 図解07 注意点②
syns-hyoban 図解07 注意点②
仕入れ値と販売価格の差を確認する

中古の買取再販では、会社が仕入れた価格に利益や経費が上乗せされて販売価格になります。売却時に買取を利用する場合も、市場価格を下回ることがあります。

SYNSは中古については自社が売主となる買取再販の立場をとります。これはSYNSに限らず買取再販モデル全般に共通しますが、仕入れ値に利益・経費が上乗せされて販売価格が決まる構造です。将来この会社の買取で売却する場合も、仲介での売却に比べ市場価格を下回ることがあります。売却時は複数社で査定を比較する姿勢が、価格の妥当性を保つうえで役立ちます。

数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

syns-hyoban 図解08 数字で見る
syns-hyoban 図解08 数字で見る

物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・各種手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかどうかを決めるのは実質利回りとローン収支。ワンルームをフルローンに近い形で購入すると、毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースも少なくありません。

項目表面ベース実質ベース
家賃収入満額で計算空室・滞納を考慮
経費含まない管理費・修繕積立金・手数料
ローン含まない元利返済を差し引く
結論高く見える手残りで判断

10年後の出口:売却シナリオで判断する

syns-hyoban 図解09 10年後の出口
syns-hyoban 図解09 10年後の出口

ワンルーム投資で見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、立地が良く価格下落が緩やかなら、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になります。

SYNSが掲げる駅近への絞り込みは、この出口の流動性という点ではプラスに働きやすい要素です。だからこそ、購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。

当サイトの診断データについて

現時点で、当サイトの割高診断に蓄積されたSYNS取扱い物件のサンプルは限られます。そのため本記事では特定ブランドの利回り傾向を数値で断定することは避けています。提案を受けた物件がある場合は、購入前に個別に割高診断で相場に対する妥当性を確認することをおすすめします。

向いている人・向いていない人

syns-hyoban 図解10 向いている人・向いていない人
syns-hyoban 図解10 向いている人・向いていない人
向いている人
  • 購入から売却まで窓口を一本化したい
  • 駅近の都市部ワンルームで堅実に運用したい
  • サブリースの条件を書面で確認して判断できる
  • 複数社比較の手間をかけられる
向いていない人
  • 価格の妥当性を自分で検証せず任せきりにする
  • 毎月のキャッシュフローを必ずプラスに保ちたい
  • 家賃保証を「金額が固定」と思い込みたい
  • 短期(5年前後)で売却益を狙う

購入前セルフ診断チェックリスト

syns-hyoban 図解11 購入前セルフ診断チェックリスト
syns-hyoban 図解11 購入前セルフ診断チェックリスト

提案を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。

購入前セルフ診断
  • 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか
  • 毎月のキャッシュフローがマイナスなら、何年続くかを試算したか
  • サブリースの保証賃料の見直し条件・解約条件を書面で確認したか
  • 「10年後にいくらで売れるか」とその根拠を担当者に聞いたか

チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。

まとめ:判断軸は常に「収支」と「出口」

syns-hyoban 図解12 まとめ
syns-hyoban 図解12 まとめ

SYNSは「駅近への絞り込みとワンストップ体制を強みとする、比較的新しいワンルーム投資会社」です。窓口を一本化できる利便性は客観的に評価できる一方、サブリースの条件や買取売却時の価格、社歴の浅さといった点は、利用者側が主体的に確認する必要があります。

判断軸は常に同じです。今日買って実質キャッシュフローはどうなるか、10年後に誰にいくらで売れるか。この二軸を数字で確認できて初めて、購入の可否が判断できます。

SYNSの物件を勧められたら、まず「10年後にいくらで売れるか」を担当者に聞いてみてください。明確な根拠を示せないなら、それが最初の確認ポイントです。

担当者が信頼できそうという理由だけで契約を決めてはいけません。まずは無料の割高診断で、その物件が相場に対して割高でないかを客観的に確認してみてください。


※本記事は公開情報および第三者メディアの評価傾向をもとに、中立的な情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。