「山根コンサルティングって、実際どうなんですか?」。不動産投資の相談窓口としてSNSやメディアで名前を見かけ、こうした相談が届きます。ネットで調べると「無料でノウハウを教えてくれる」という好意的な声と、「怪しくないの?」「免許はあるの?」という疑問が混在し、判断に迷いやすい相手です。
ここで一つ大事なことをお伝えします。相談窓口としての印象と、物件を実際に取引する仕組みは、切り分けて考える必要があります。 この記事では公開情報をもとに、次の点を中立的に整理します。
- 山根コンサルティング(合同会社NYKY)とはどんな事業者か(会社概要・事業形態・立場)
- ネット上のリアルな評価(好意的な声・気になる声の両方)
- 整理しておきたい「強み」と「注意点」
- どんな人が使いやすく、どんな人は慎重になるべきか
山根コンサルティングは「怪しい」?と検索される理由と、自分で確かめる方法
「山根コンサルティング 怪しい」「評判」と検索する人の多くは、相談してよいか・紹介された物件を買ってよいかを確かめたい人です。この記事は、事業者そのものを「怪しい」と決めつけるものではありません。公開情報の傾向から、確かめるべき点を整理しています。
検索される主な理由(不動産投資の相談・紹介サービスに共通しやすいもの)
- 公式サイトに宅地建物取引業の免許番号の掲示が見当たらず、事業が「コンサルティング」と案内されている
- 好意的な紹介記事(PR表記のあるものを含む)が中心で、独立した利用者の口コミが少ない
- 実績として示される顧客数や契約件数が、自社の発信によるもので第三者による裏付けを取りにくい
自分で確かめる方法
- 宅地建物取引業の免許: 国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で会社名・代表者名を検索し、宅建業者として登録があるか、免許番号と更新回数を確かめる。物件の売買・仲介を業として行うには宅建業免許が必要です
- 売買契約の主体: 紹介された物件について、売買契約書の「売主」と「媒介(仲介)」がどの宅建業者かを確かめる。コンサルや紹介は契約の当事者ではないことがあります
- 行政処分の有無: 国土交通省「ネガティブ情報等検索サイト」で、関係する宅建業者の過去の行政処分を確かめる
- 提案された価格: 近くの似た物件の取引価格・利回りと比べる(当サイトの割高診断でも確かめられます)
勧誘を断りたいとき 宅地建物取引業法の施行規則では、宅建業者が勧誘の際に、相手が契約しない意思を示したのに勧誘を続けること、迷惑を覚える時間に電話・訪問することなどが禁止されています。相談の相手がコンサルであっても、断ったあとに提携先から繰り返し連絡が来た場合は、「契約するつもりはありません。今後の連絡は不要です」とはっきり伝え、日時・担当者名を記録しておくと相談のときに役立ちます。困ったときは、その宅建業者の免許を出した行政庁(国土交通省の地方整備局や都道府県)の相談窓口に相談できます。
会社概要:山根コンサルティングはどんな事業者か

山根コンサルティングは、合同会社NYKYが運営する不動産投資コンサルティングのサービス名です。公式サイトの会社概要では設立を2019年9月28日とし、代表者を山根陽一、事業内容を「不動産コンサルティング」と案内しています。国税庁の法人番号公表サイトでは法人番号3011003010940として登録されています。所在地は開業以降に複数回の移転が確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 合同会社NYKY(サービス名:山根コンサルティング) |
| 代表者 | 山根 陽一 |
| 設立 | 2019年9月28日(公式会社概要) |
| 法人番号 | 3011003010940 |
| 事業内容 | 不動産コンサルティング(物件案内・シミュレーション・金融機関紹介・アフターフォロー) |
| 免許番号 | 公式サイト上に宅地建物取引業の免許番号の記載は確認できず |
立場(重要):会社は事業を「不動産コンサルティング」と説明しており、本記事執筆時点で公式サイトに宅地建物取引業の免許番号の掲示は確認できませんでした。物件の売買・仲介を業として行うには宅建業免許が必要です。相談・紹介を受けた物件の売買契約は、売主や仲介の宅建業者が当事者になるのが一般的です。だからこそ「誰が売主で、誰が仲介するのか」を契約前に確かめることが、責任の所在を理解するうえで欠かせません。
事業の仕組み:コンサル・紹介型のモデル

公開情報から見える流れは、無料相談やオンライン面談からはじまり、投資方針のヒアリング、物件の案内やシミュレーション、金融機関の紹介、購入後のフォロー、というものです。推奨されるのは主に東京の築年数が比較的浅い中古の区分(ワンルーム)マンションとされています。
コンサル・紹介型では、投資家に情報や物件を紹介し、実際の売買契約は提携先の宅建業者(売主・仲介)が担う構造が一般的です。相談のハードルが低い一方で、紹介の対価がどこで、いくら発生しているのか(仲介手数料や紹介料の有無・金額)は、外からは見えにくくなりがちです。ここは利用前に率直に質問しておきたい点です。
実際の評価:好意的な声と気になる声の両方

評価が割れる相手だからこそ、両方の声をフラットに見ることが大切です。以下は公開されている評価の要約です。
好意的な声
無料で投資のノウハウを丁寧に教えてくれた。
相談の対応が丁寧で、方針を一緒に考えてくれた。
気になる声
免許番号の掲示が見当たらず、事業形態が分かりにくい。
好意的な記事が多い一方で、実際の利用者の口コミが見つけにくい。
提示される実績の数字を、第三者の情報で裏取りしづらい。
情報の見方:発信元のかたよりに注意

山根コンサルティングは、代表者個人の情報発信やメディア露出が中心の事業者です。ノウハウを無料で発信する姿勢は評価できる一方、好意的な紹介記事にはPR(タイアップ)表記のあるものが含まれ、独立した利用者による評価が相対的に少ない傾向があります。
情報が発信元にかたよっているときは、良い情報も悪い情報も一方向になりやすいものです。相談内容は参考にしつつ、物件そのものの数字は自分の目でも確かめる姿勢が大切です。
整理しておきたい強み:相談のハードルの低さ

山根コンサルティングの分かりやすい強みは、相談のハードルの低さとノウハウ発信にあります。いきなり物件を勧められるのではなく、無料相談やシミュレーションから始められる点は、初めて不動産投資を検討する人にとって入口として使いやすい要素です。
投資の考え方や物件の見方を学ぶ材料として活用し、そのうえで物件個別の判断は数字で行う。この使い分けができるなら、相談窓口として一定の価値があります。
独自データの位置づけ:割高診断で個別に確認を

当サイトでは、実際の物件提案をもとにした「割高診断」で、販売価格が相場に対して割高でないかを客観的に評価しています。山根コンサルティングを通じて紹介される物件については、現時点で当サイトに蓄積された診断データは限られるため、本記事では具体的な数値の平均を示すことは控えます。
そのうえでお伝えしたいのは、誰から紹介された物件であっても、物件個別の価格と収支は一件ずつ異なるという点です。紹介を受けた物件があれば、購入前に割高診断で相場との差を確認することを強くおすすめします。
注意点①:誰が売主か、責任の所在を確かめる

コンサル・紹介型で最も大切なのが責任の所在です。相談相手のコンサルは、売買契約そのものの当事者ではないことがあります。重要事項説明や契約不適合責任、購入後のアフターは、実際に契約する宅建業者(売主・仲介)が主体です。
だからこそ、紹介された物件については「売主はどこか」「仲介はどの宅建業者か」「その会社の免許番号と評判はどうか」を、コンサルの名前とは別に必ず調べてください。トラブルが起きたときの相談先が変わってきます。
注意点②:サブリースと短期売却のすすめには慎重に

口コミの中には、サブリース(家賃保証)契約や短期での売却を勧められたという声も見られます。サブリースは空室リスクを軽減できる一方、保証賃料は一般に数年ごとに見直され、段階的に下がる可能性があり、解約をめぐる声もあります。短期売却は、売買にかかる費用や税負担(保有期間による税率の違い)を踏まえないと、思ったほど手元に残らないことがあります。
提案された手法は、それが自分の目的に合うか、条件を書面で確認したうえで判断してください。その場で契約せず、資料を持ち帰って第三者に相談する姿勢が大切です。
数字で見る:表面利回りと実質利回りの差

物件提案で示される「表面利回り」は、管理費・修繕積立金・各種手数料・ローン金利を引く前の数字です。実際に手元に残るかを決めるのは実質利回りとローン収支。中古の区分マンションでも、フルローンで購入すると毎月のキャッシュフローがマイナス(手出し)になるケースは少なくありません。
| 項目 | 表面ベース | 実質ベース |
|---|---|---|
| 家賃収入 | 満額で計算 | 空室・滞納を考慮 |
| 経費 | 含まない | 管理費・修繕積立金・手数料 |
| ローン | 含まない | 元利返済を差し引く |
| 結論 | 高く見える | 手残りで判断 |
10年後の出口:売却シナリオで判断する

区分マンション投資で見落とされやすいのが出口(売却)です。保有中のキャッシュフローがトントンでも、売却時に大きく値下がりすれば、トータルでは損失になります。逆に、立地が良く価格下落が緩やかなら、ローン残債を売却額が上回り「売って終われる」状態になります。
築年数が浅めの中古区分は、新築ほどの価格の落ち込みは避けやすい一方、購入価格の妥当性次第で結果は大きく変わります。購入前に「10年後にいくらで売れそうか」をシミュレーションしておくことが判断の決め手になります。
向いている人・向いていない人

向いている人
- まず投資の考え方や物件の見方を学びたい
- 無料相談を入口にしつつ、物件の数字は自分でも検証できる
- 売主・仲介の宅建業者や契約条件を自分で確かめる手間をいとわない
- 長期保有(15年以上)を前提にインカム重視で考えている
向いていない人
- 相談相手を信頼しきって、物件の価格や収支を確認せずに決めたい
- 誰が売主で誰が仲介かを気にせず契約を進めたい
- 毎月のキャッシュフローを必ずプラスに保ちたい
- 営業や再勧誘の連絡を煩わしく感じる
購入前セルフ診断チェックリスト

紹介を受けたら、契約前に次の4点を自分で確認してください。
- 相談相手ではなく、売買契約の売主・仲介がどの宅建業者かを書面で確認したか
- その宅建業者の免許番号・行政処分の有無を国交省の検索で確かめたか
- 提示物件の実質利回り(経費・ローン控除後)を数字で把握したか
- 担当者に「10年後にいくらで売れるか」とその根拠を聞いたか
チェックが付かない項目があるうちは、契約を急ぐべきではありません。
まとめ:判断軸は「誰が売主か」と「収支・出口」
山根コンサルティングは「相談のハードルが低く、ノウハウ発信に積極的な不動産投資コンサル・紹介の事業者」です。相談窓口としての使いやすさは一つの強みと言えます。一方で、公式サイトに宅建業免許番号の掲示が見当たらないこと、独立した利用者の口コミが少ないことから、物件を実際に取引する主体が誰かを自分で確かめる姿勢がとりわけ重要になります。
判断軸は明確です。誰が売主・仲介の宅建業者か、今日買って実質キャッシュフローはどうなるか、10年後に誰にいくらで売れるか。この点を数字と書面で確認できて初めて、購入の可否が判断できます。
紹介された物件があれば、まず「売主はどこの宅建業者か」「10年後にいくらで売れるか」を聞いてみてください。明確な根拠を示せないなら、それが最初の注意サインです。 相談が丁寧なことと、良い買い物であることは別。まずは無料の割高診断で、紹介された物件が相場に対して割高でないかを確認してみてください。
※本記事は公開情報および第三者の口コミサイトをもとに、中立的な情報提供を目的として作成しています。特定の物件・会社の購入や売却を勧誘・推奨するものではなく、また誹謗中傷を意図するものでもありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくものであり、最新かつ正確な情報は必ず公式サイト等でご確認ください。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
