結論から: 国税庁を装い、還付金や税務署からの通知を口実にAndroid用の不正アプリをインストールさせようとするフィッシングメールが確認されています。リンクやアプリのインストールには注意が必要です。
何が起きているか
国税庁をかたり、Androidスマートフォン向けの不正アプリのインストールへ誘導するフィッシングメールが多数報告されています。「還付金のご案内」「e-Taxメッセージボックスに新しいお知らせ」など、件名や文面は多岐にわたり、配信は継続しているとされています。現時点でスマートフォン用のe-Taxアプリは提供されておらず、こうした誘導自体が不自然な点といえます。

なぜ危険なのか
記載のリンクからアプリをインストールしてしまうと、スマートフォン内の情報が盗まれたり、口座情報やID・パスワードなどを入力させられ、不正利用や金銭的な被害につながるおそれがあります。件名や送信元を巧妙に変えているため、一見公式の通知のように見えてしまう点も油断できないポイントです。

公式情報で確認する
詐欺メール・SMSの見分け方
- メール内のリンクからアプリのインストールを促す内容は、国税庁の実際の運用と異なる場合がある
- 「至急」「重要」「ご確認ください」など急がせる表現が多用されている
- 送信元アドレスが国税庁や税務署の正式なものと異なっている
- 還付金や控除に関する連絡を、リンクやアプリ経由で確認させようとしている
- 似た文面や件名のメールが繰り返し届く場合はフィッシングの可能性が高い

被害に遭ってしまったら
- アプリをインストールしてしまった場合は、スマートフォンをネットワークから切り離し、アプリを削除する
- IDやパスワード、口座情報などを入力してしまった場合は、関連するサービスのパスワードを速やかに変更する
- クレジットカード情報を入力した場合は、カード会社に連絡し利用停止や不正利用の確認を依頼する
- 身に覚えのない請求や通知がないか、口座やカードの利用履歴を定期的に確認する
- 不審な点があれば、国税庁やe-Taxの公式窓口、フィッシング対策協議会に相談・報告する

家族にも共有を
高齢の親には「税務署や国税庁がメールでアプリのインストールを求めることは基本的にない」という点を伝えておくと安心です。還付金や通知を名乗るメールが届いた場合は、リンクを開く前に家族に相談する習慣を作っておくことが被害防止につながります。

まとめ
国税庁をかたるフィッシングメールは、還付金や通知を装いながらAndroid用の不正アプリインストールへ誘導する手口です。メール内のリンクやアプリの案内は開かず、公式サイトや窓口から直接確認する姿勢が被害防止につながります。
本記事は フィッシング対策協議会 の公開注意喚起をもとに、当社編集部(監修:こうのすけ/宅地建物取引士)が独自に再構成したものです。原文・図表の転載ではありません。最新・正確な情報は各公式サイトでご確認ください。お金の支払い・投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
出典:フィッシング対策協議会「国税庁をかたり不正アプリのインストールへ誘導するフィッシングメール」(https://www.antiphishing.jp/news/alert/etaxmal_20260930.html)2026年9月アクセス
