結論から: 国土交通省の統計によると、2025年5月の建設工事受注高は前年同月比6.8%増の9兆4,908億円となり、2カ月連続のプラスを記録した。

この記事の要点

  • 全体受注高は9兆4,908億円、前年同月比6.8%増で2カ月連続増加
  • 元請受注高は5兆7,059億円と同3.2%減、2カ月連続のマイナス
  • 下請受注高は3兆7,848億円で同26.4%増と大幅に伸長
  • 公共機関からの元請受注は1兆3,995億円、地方機関向けが5.8%増と牽引
  • 民間の建築・建築設備工事は1兆2,670億円と14.7%増、土木系は26.4%減

全体の受注高は6.8%増と堅調な伸びを示した一方、元請と下請では明暗が分かれた。元請受注高が2カ月連続で前年割れとなったのに対し、下請受注高は26.4%増と力強い拡大を続けている。

元請受注高の内訳を見ると、公共機関からの受注は3.3%増と小幅なプラスを確保した。地方の機関からの受注が5.8%増と伸びた半面、国の機関からは9.0%減と落ち込んだ。

民間等からの元請受注は全体で5.1%減と振るわなかったが、建築・建築設備工事(1件5億円以上)は14.7%増と好調だった。一方、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上)は26.4%減と大きく後退し、民間セクター内でも工種による格差が鮮明になった。

今回の統計は、建設需要が下請け工事を中心に拡大していることを示唆する内容となっている。元請の民間土木分野の落ち込みが今後どう推移するかが、市場全体のトレンドを読む上での注目点といえる。

本記事は 不動産ニュースサイトR.E.port の報道をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文の転載ではありません)。詳細・正確な情報は出典の原文をご確認ください。

出典:不動産ニュースサイトR.E.port「5月の建設工事受注高は9兆4,908億円」(https://www.re-port.net/article/news/0000082330/)2026年7月アクセス