結論から: サンケイビルは秋葉原エリアで同社初の木造活用ビル「KIGI AKIHABARA」を開業。木造と鉄骨のハイブリッド構造により、従来の全鉄骨造と比べてCO2を約44%削減した。
この記事の要点
- 東京・千代田区に地上9階建て・延べ床面積1,072㎡のオフィスビルが誕生
- 木鉄ハイブリッド構造と電炉材活用で合計約380tのCO2削減を実現
- 床梁に集成材、床にCLTを採用し、内装にも木材を多用した空間設計
- 既存ビルの鉄骨約35tを再利用し、建材一体型太陽光発電ガラスも導入
- 1階カフェや2階ラウンジを設け、木・森・サステナビリティ関連イベントも計画
「KIGI AKIHABARA」は秋葉原駅から徒歩6〜9分圏内に立地する9階建てオフィスビルで、既存建物を解体して新築された。既存の杭を避けながら新たな杭を配置するという制約のもと、下部を鉄骨造、南北の持ち出し部分には荷重の軽い木造を組み合わせる独自のハイブリッド構造を採用している。
環境負荷の低減では、床梁に集成材、床にCLTを使用したことで全鉄骨造比112.3t(約19%)のCO2を削減。さらに鉄骨の一部に製造時のCO2排出が少ない電炉材を用いた結果、トータルで約380t・約44%の削減を達成した。
建物内部の木質化も徹底しており、共用部やラウンジに木製家具を配置したほか、館銘板にはナラの虫食い材を活用するなど素材選びにも工夫が見られる。既存ビルの鉄骨約35tを再利用するとともに、屋上にはAGC製の建材一体型太陽光発電ガラスを設置し、西側にはペロブスカイト太陽電池の設置も予定している。
フロア構成は1階が外部利用可能なカフェ、2階がテナント向けラウンジ、3〜9階がオフィスで一部セットアップ仕様となる。開業後は木・森・サステナビリティをテーマにしたワークショップを地域住民や来館者にも開放し、都市と森をつなぐ取り組みを継続していく方針だ。




本記事は 不動産ニュースサイトR.E.port の報道をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文の転載ではありません)。詳細・正確な情報は出典の原文をご確認ください。
出典:不動産ニュースサイトR.E.port「サンケイビル、秋葉原で同社初の木造ビル」(https://www.re-port.net/article/news/0000082421/)2026年7月アクセス
