結論から: 住宅金融支援機構は、この秋に【フラット35】利用者に対して、中古住宅融資の使い勝手向上や「フラットすまい・るポイント」の開始などを予定している。

この記事の要点

  • 【フラット35】とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携している住宅ローンで、返済期間中に金利が変わらない、全期間固定金利型。
  • 借りる際の窓口となる提携先の民間金融機関によって、適用される金利や融資手数料が異なる。
  • また、公的機関が関わっているローンなので、一定の品質が確保されていると認められた住宅でないと、借りることはできない。
  • 現在、【フラット35】は、市場の長期金利の上昇を受けて、適用される金利がじわじわ上昇している。
  • 8月の適用金利は、取扱金融機関が提供する最も多い金利(最頻金利)で年3.29%(融資率9割以下・借入期間21年~35年)になり…

現状の【フラット35】の状況や秋からどんな点が変わるのかについて、詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】 【フラット35】中古住宅融資で、簡易なリフォームの工事費用をまとめて融資可能に/住宅金融支援機構 【フラット35】「新サービスで物価高での住宅取得を応援『フラットすまい・るポイント』」を開始/住宅金融支援機構 【フラット35】の金利は上がるものの、変動金利型が金利上昇局面に入り利用者が増加?

最初に、【フラット35】についておさらいしておこう。一方で、民間の変動金利型の住宅ローンの金利も、日本銀行の度重なる利上げを受けて、優遇される適用金利が低金利時代はおおむね0.5%前後だったものが、いまでは1%台前半まで上昇している。

また、【フラット35】の利用者数を見ていくと、2026年4月~6月分の申請戸数や実績戸数(該当期間に融資が実行された戸数)は、対前年同期比で14.6%増(申請戸数)、24.3%増(実績戸数)と大きく増加している。これまでは変動金利型を選ぶ人が大半だったが、変動金利型が上昇局面に完全に移行したことで、全期間固定型の【フラット35】の利用者が増加していた。

そんななか、この秋から【フラット35】の制度が少し変わることが公表された。どう変わるのか、次から詳しく見ていこう。

中古マンションや中古一戸建てを購入する際には、リフォームをしたうえで入居する場合も多い。その際に、住宅ローンを中古住宅の購入費用とリフォーム費用を合わせて借りたいという人もいる。

【フラット35】では、一定の要件を満たすリフォームを実施する場合に、【フラット35】リノベ(リフォーム一体タイプ)を利用することができるが、簡易なリフォームではその対象とはならない。2026年9月1日以降の資金実行分からは、簡易なリフォーム工事費用についてもまとめて【フラット35】を利用することができるようになる。

中古融資の対象となる住宅が【フラット35】の基準を満たしていることに加え、リフォーム工事によって性能が変わらないこと、柱位置の変更、間取り変更、床面積の増減、断熱材の交換などの大掛かりなリフォーム工事ではない簡易な工事であること、などの条件を満たす必要がある。

本記事は SUUMOジャーナル の報道をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文の転載ではありません)。詳細・正確な情報は出典の原文をご確認ください。

出典:SUUMOジャーナル「この秋【フラット35】を借りるとお得になる!?フラットすまい・るポイントや中古住宅融資の範囲拡大」(https://suumo.jp/journal/2026/08/26/219604/)2026年8月アクセス