結論から: 2026年7月の首都圏中古マンション成約件数は前年比マイナス8.6%と4ヶ月連続で減少し、在庫は積み上がりが続く一方、中古戸建は価格が7ヶ月連続で上昇するなど両市場で異なる動きが見られた。
この記事の要点
- 中古マンション成約件数は3,638件・前年比マイナス8.6%で4ヶ月連続減少
- 成約㎡単価は84.17万円/㎡・前年比マイナス1.5%と3ヶ月連続下落(前月比は1.9%上昇)
- 在庫件数は47,151件・前年比プラス5.5%と5ヶ月連続増加し、増加率は拡大傾向
- 中古戸建成約価格は3,933万円・前年比プラス0.6%で7ヶ月連続上昇(前月比は1.8%下落)
- 中古戸建の在庫件数は23,197件・前年比マイナス1.2%と6ヶ月連続で減少
中古マンションの成約件数は3,638件で、前年同月を8.6%下回り4ヶ月連続の減少となった。一方、新規登録件数は16,474件と前年比プラス5.7%で2ヶ月連続増加しており、需要の鈍化と供給増加が重なっている構図が読み取れる。
成約㎡単価は84.17万円/㎡で前年比マイナス1.5%と3ヶ月連続で下落したが、前月比では1.9%上昇した。在庫の㎡単価は118.30万円/㎡と前年比プラス28.2%に達しており、成約価格と在庫価格の乖離が広がっている点は注目される。
新規登録価格・在庫価格はともに24ヶ月超にわたり前年比上昇を継続しており、売り手の価格期待はなお高い水準にある。成約価格(5,267万円)との差は約1,600万円に上っており、売買交渉における価格調整圧力が高まっている可能性がある。
中古戸建住宅では、成約件数が前年比マイナス1.9%と4ヶ月ぶりに減少に転じた。ただし成約価格は3,933万円で前年比プラス0.6%と7ヶ月連続の上昇を維持しており、価格水準そのものは底堅さを保っている。
中古戸建の在庫件数は23,197件で前年比マイナス1.2%と6ヶ月連続で減少しており、中古マンションとは対照的に供給が絞られた状態が続いている。土地面積・建物面積ともに前年比でマイナスとなっており、成約物件の小型化傾向も見られる。




本記事は 東日本レインズ 月次マーケットウォッチ が公表した市況レポート(公開資料)の数値・事実をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文・図表の転載ではありません)。正確な数値・グラフは出典の原文(PDF)をご確認ください。
出典:東日本レインズ 月次マーケットウォッチ「月例速報 Market Watch サマリーレポート 2026年7月度 首都圏 中古住宅市場の概況」(http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_202607_summary.pdf)2026年8月アクセス
