結論から: 不動産流通推進センターが発表した2026年5月のレインズ活用状況によると、新規登録件数は26ヵ月連続で前年同月を下回り、賃貸・売買ともに登録数の縮小傾向が続いている。

この記事の要点

  • 全体の新規登録件数は29万5,783件で前年同月比8.6%減、26ヵ月連続マイナス
  • 成約報告件数は4万9,728件(同6.3%減)で4ヵ月連続の減少
  • 売り物件の成約件数は2万656件と前年比0.8%増で19ヵ月連続プラスをキープ
  • 賃貸の新規登録は17万7,685件(同12.2%減)で51ヵ月連続の前年割れ
  • 売り物件の総登録件数は44万892件(同4.7%増)と6ヵ月連続で増加

2026年5月のレインズ全体では、新規登録が約29万5,000件と前年同月から約8.6%落ち込み、2年以上にわたり減少傾向が続いている。総登録件数も76万9,229件と24ヵ月連続で前年を下回り、物件の供給フローが縮小している状況が鮮明だ。

売り物件に限ると、新規登録こそ5ヵ月連続でマイナスとなったが、成約報告件数は19ヵ月連続で前年を上回るなど取引の消化は底堅い。在庫にあたる総登録件数も6ヵ月連続増と市場への物件蓄積が続いており、需給のバランスが注目される。

賃貸市場は一段と厳しい数字が並ぶ。新規登録は51ヵ月連続、総登録件数は45ヵ月連続での前年割れとなり、長期的な供給減の構造が続いていることが浮かび上がる。成約件数も前年比10.7%減と落ち込んでおり、賃貸流通全体が縮小局面にある。

売り物件の取引態様を見ると、新規登録では専任媒介が4万件超で最多を占める一方、成約報告では売り主直の件数が前年比11.0%増と唯一大幅なプラスを記録した。媒介経由の成約が全般的に減る中、売り主自らの直接取引が相対的に存在感を増している点は注目に値する。

本記事は 不動産ニュースサイトR.E.port の報道をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文の転載ではありません)。詳細・正確な情報は出典の原文をご確認ください。

出典:不動産ニュースサイトR.E.port「5月のレインズ、新規登録が26ヵ月連続減」(https://www.re-port.net/article/news/0000082147/)2026年6月アクセス