結論から: 大和ハウス工業(株)は3日、5月に全国展開を開始した木造賃貸住宅「MOKURIE(モクリエ)」シリーズ初の竣工物件「MOKURIEレイクタウン」(埼玉県越谷市、総戸数10戸)のプレス向け見学会を開催した。
この記事の要点
- 今回竣工した「レイクタウン」は、JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅徒歩10分、敷地面積874.2平方メートル。
- 建物は木造2階建ての全住戸メゾネットタイプで、間取りは2LDKと3LDK、住戸面積は74~86平方メートル。
- ルーバーは、10~15年で同じ県産材を使って交換していくことで、美観を保っていく。
- 物件は8月上旬に募集を開始し多数の問い合わせを得ており、内見予約も2件入っている。
- 同社は2027年3月までに満室とすることを目指す。
「モクリエ」は、地産材の活用・地域の工務店による施工など、地域の林業や木材加工業・建設業の活性化を目指したプロジェクト。居住者向けには林業の現場見学会を行なうなど、「住まい手」と「地域の山林」とをつなぐ賃貸住宅として、請負ではなく同社が用地を取得し、建設して土地建物を投資家に販売する賃貸分譲事業として展開していく。
「モクリエ」のポイントとなる地産材の活用については、外装のルーバーやキッチンの面材などに埼玉県秩父産のスギの間伐材を使用。また、構造材は、柱・梁に国産材を多く使用しており、コスト面の課題をクリアできれば、地域材を構造材に採用する構想もある。
全戸がバルコニーレスの仕様で、2階寝室の一部をタイル張りのインナーバルコニー「ENGAWA(縁側)」としてくつろげるスペースとした。2階居室の天井高を最大4.7mとして室内に段差を設け、スキップフロア下収納を設置するほか、ボルダリング壁や大型の本棚を設置したコンセプトルームも提案する。
設備面でも、ガス衣類乾燥機や顔認証のオートロック等を採用。各住戸1頭までペット(犬・猫)を飼育可能として、ペットのシャンプーができる洗面台等を導入。
シンボルツリーとしてもみの木を植栽した中庭はペットをリードフリーで遊ばせられる交流空間とした。賃料は23万~24万2,000円。
また、同物件はシリーズの「プロトタイプ」という位置付けで、2年程度は同社が保有し、入居者にモニターとして住み心地の検証や林業の現場見学会・植樹体験会などのイベントにも参加してもらう予定。運営等について検証を行ない、ノウハウを蓄積したのち、投資家に売却。
現時点での販売価格は約7億円を予定している。「モクリエ」シリーズはすでに複数の開発が進んでおり、今後3年で全国100棟の開発・販売を見込む。
同社上席執行役員ハウジング・ソリューション事業本部集合住宅事業本部長の竹林 桂太朗氏は、「地産材を使用することで、地域の森林の適切な循環・管理を推進し、経済循環によって地域の林業や建設業を守っていくという意図がある。また、交換後のルーバーはチップにしてバイオマスとして活用するなどといったようにムダを生まない再利用を考えている」と話す。




本記事は 不動産ニュースサイトR.E.port の報道をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文の転載ではありません)。詳細・正確な情報は出典の原文をご確認ください。
出典:不動産ニュースサイトR.E.port「大和ハ、越谷に地産材活用した木造賃貸の初弾」(https://www.re-port.net/article/news/0000082810/)2026年9月アクセス
