結論から: 美術家のmaisさんは「モチベーションが上がる家」をコンセプトに、5年かけて理想の建築家を探し、アトリエ・ガレージ・迷路的動線を備えた自宅を完成させた。
この記事の要点
- 土地選びは直感で決定。建築家探しに5年を費やし、自ら描いた図面を実現した
- 外観は黒×鉄が基調で、古い蔵の扉を加工した玄関ドアが重厚感を演出
- 2階リビングの大窓から比叡山への夕焼けと向かいの神社の借景が楽しめる
- アンティークテーブルをシンクに転用するなど、各所に「もともとそこにあった」風の素材を採用
- ツタとジャスミンに覆われたアトリエは別棟で、大型作品はガレージ転用スペースで制作
maisさんが自宅を建てたのは約17年前。子どもの就学前に広い土地を探し、夢に見た土地を直感で選んだ。「機能性よりもモチベーション」を優先した設計方針のもと、自ら図面を用意して建築会社を巡り、思いを共有できる建築家に出会うまで5年を要した。
間取りはあえて当てはめれば3LDK相当だが、実態は「ダンジョン」とmaisさん自身が形容するほど複雑な多層構造。玄関から中庭へ続く長い廊下、1.5階の子ども部屋、2.5階の寝室など、高さと奥行きが入り組んでおり、初めて訪れた人が迷子になることも珍しくない。
リビングには祖母から引き継いだダイニングテーブルや食器棚を配置し、旅先の骨董屋などで偶然出会った品々が空間に溶け込んでいる。植木鉢を黒で統一することが、多様なアンティークと植物をゆるやかにまとめるルールになっているという。
別棟のアトリエは植物が外壁を覆い、春にはジャスミンの香りが室内まで届く。絵の具が幾重にも重なった床や作業台をmaisさんは「愛しい」と表現し、集中すると丸一日時間を忘れるほど没入できる場所だと話す。かつてガレージだったスペースは現在、大型の屏風絵制作の場として活用されている。
築17年を経て修繕が必要な箇所も出始めており、リビング壁への石貼りなど新たな改修構想も温めている。maisさんは「家は建てて終わりではなく育てていくもの」と語り、思い通りにならない部分さえ今後の工夫の余地として前向きに捉えている。




本記事は SUUMOジャーナル の報道をもとに、当社編集部が独自に要約・再構成したものです(原文の転載ではありません)。詳細・正確な情報は出典の原文をご確認ください。
出典:SUUMOジャーナル「美術家の自宅兼アトリエが素敵すぎる!自ら描いた図面は”ダンジョン”のよう!? アンティークと植物を愛でる家 maisさん」(https://suumo.jp/journal/2026/08/06/218323/)2026年8月アクセス
