結論から: インヴァランス(大東建託グループ)がホテル運営会社Unitoと連携協定を締結し、2027年春から新ブランド「HOTEL LUXUDEAR RESIDENCE」を順次開業する。2028年度までに全国10棟・約600部屋の展開を目指す計画であり、同社の事業領域がワンルーム・投資用マンションからアパートメント型ホテルへと本格的に拡張される。
この記事の要点
- インヴァランスとUnito(ユニット)がホテル運営に関する連携協定を締結(2026年7月6日発表)
- 第1弾として福岡2件・浅草1件の計3物件で定期賃貸借契約を締結、2027年春より順次開業予定
- 2028年度までに全国10棟・約600部屋の開業を目標とし、北海道・近畿・中国エリア等の政令指定都市を中心に展開
- 客室にはキッチン・家電を完備したアパートメント型ホテルで、インバウンド・中長期滞在者をターゲットに設定
- 大東建託グループとUnitoは2024年3月に資本業務提携済みであり、今回はグループ初の具体的なホテル事業展開に当たる

解説
インヴァランスは大東建託グループに属し、投資用新築マンション「CREVISTA」「LUXUDEAR」シリーズを主力商品としてきた。今回の発表は、同社が不動産開発の対象をワンルーム・コンパクトマンションにとどめず、ホテル事業へ本格参入することを示す。
事業の背景として、政府が推進する多地域居住・関係人口拡大の政策と、インバウンド需要の回復・拡大が挙げられている。「HOTEL LUXUDEAR RESIDENCE」はビジネスホテルではなく、キッチン・家電を完備したアパートメント型ホテルと位置づけられており、ファミリー層や中長期滞在者を主要ターゲットとする。建築資材にはCLT(直交集成板)を採用し、サステナビリティとデザイン性を訴求している。
運営面ではUnito(ユニット)が担当する。Unitoは月単位・週単位の柔軟な滞在を可能とするサービスアパートメント運営に実績を持ち、2024年3月に大東建託グループと資本業務提携を締結している。インヴァランスが物件を開発・保有し、Unitoが運営する分業モデルは、開発リスクを抑えつつホテル市場へ参入する手法として合理的な構造といえる。
ワンルーム投資家にとっての意味は主に二点ある。第一に、インヴァランスの資本・開発力がホテル事業へ分散されることで、同社の投資用マンション事業の供給戦略や資源配分が中長期的に変化する可能性がある点。第二に、アパートメント型ホテルは収益性の高い中長期滞在需要を取り込む運用形態であり、既存のワンルームマンション投資との競合・補完関係が都市部の賃貸需給に影響を与えうる点である。同社の新たな事業展開の進捗は、引き続き注視する必要がある。



本記事は株式会社インヴァランスの情報をもとに、みんなのワンルーム投資編集部が独自に要約・解説したものです。 出典:NEW 2026.07.06 Press インヴァランスとUnito(ユニット)がホテル運営に関する連携協定を締結
